
天童ラ・フランマラソンのために山形に来ているのですが、話を聞くと山形もあちこちで熊被害が出ているようで、マラソン大会も前日にできる限りのクマ対策をしたとのこと。安心はできませんが、これでクマに遭遇したら「仕方ないこと」なので諦めるとします。
熊の目撃は私が想像している以上に多く、本当にどこにでもいるようです。あまりにもあちこちで目撃されているという話を聞いたので、1人でふらっと川の近くに向かったのですが、竹藪を見ただけで嫌な予感がして、すぐに撤退しました。
過剰な反応だと自覚していますが、熊に関しては警戒するに越したことはありません。遭遇してしまったときにはできることは限られています。走って逃げることはできませんし、もちろん戦うこともできません。だから遭遇しないことに越したことはありません。
これほどまでに熊の被害が大きくなってくると、そろそろ大規模なマラソン大会が当日や前日になって中止になることも出てくるはずです(すでに小さいマラソン大会では中止になっていると聞きました)。これはランナーとしてはかなり悩ましい問題です。
誰が悪いわけではなく、でもランナーにしてみれば、熊の出没で中止になるのは納得いかない。もちろん、クマには遭遇したくない。これはかなり難しい問題なのですが、おそらくしばらくはこの状態が続きます。熊による被害が発生するまでは。
断言しますが、熊による被害もしくはそれに準ずるトラブルがマラソン大会で必ずおきます。実際に被害者が出ないにしても、レース途中に熊を見かけるなんていうことは普通に起きるはずです。そういうときに、大会側がどう対応するか。

すでに多くの大会が、熊が出没したときの対応方法を決めているのでしょう。どのような状況になれば中止にするのか、それを誰が判断するのかも決まっているのでしょうけど、いざ中止を決めるとなると判断が遅れたり、何とかしてレースを実行しようとするはずです。
それに対する批判も出て、ようやく日本のマラソン大会が動き出すことになります。リスクがあるなら中止をする。これが理想であっても、誰かが負傷しない限りは、その判断を素早く行うのは困難です。だから、実際にトラブルが起きるまでは、きっと何も変わりません。
困るのは秋のマラソン大会がなくなるということ。リスク回避にはマラソン大会を熊が冬眠している時期に移行するしかありまさん。少なくとも山間部などで行われる大会は、熊による被害が落ち着くまでは、いつ大会を中止してもおかしくありません。
ただ、現時点ではどの大会も判断を迷っている段階で、どちらに転ぶのかはまだ分かりません。何事もなかったように開催を続ける大会もあれば、対策をしっかり行って開催する大会もあるはずです。私たちランナーがすべきことはそれほど多くありません。
大会の判断を尊重すること。そして、自分が怖さを感じるなら、マラソン大会の運営の判断にかかわらず、自分で出走を取りやめること。誰かのせいにするのではなく、自分で判断し、自分の責任でどうするか決めること。そして、運営にはあれこれ言わないこと。
いずれにしても熊対策はこれから必須になってきます。まずはランナー側がそれらを理解して受け入れなくてはいけません。そして数年かけて正解を見つけていくことになります。それが決まるまで、ランナーはまず自衛すること。マラソン大会だけでなく、普段の練習から。
