個性:個人メディアとして情報発信するときに心掛けていること

テレビや新聞などをオールドメディアとして、古い体質を揶揄する人が増えてきましたが、それでもオールドメディアの影響力は大きく、少なくとも私が生きているうちに、オールドメディアが倒れることはないのでしょう。そして倒れる前に、内側から変革が起こると考えています。

小規模ながらメディアとして活動していると、優遇されているなと感じることが多々あります。ランニングシューズやウェアを購入することはほとんどありませんし、イベントやマラソン大会にメディアとして出場させてもらえることもあります。

これを優遇というかどうかはわかりませんが、芸能人や著名人、トップアスリートが割と近くにいるというのもメディアと一般人の違いです。私は関東に出てきてから30年以上経ちますが、日常生活で芸能人に会う機会など片手で足りるくらいしか経験がありません。


でもメディアになると、普通に会話できるくらいの距離にテレビの中の人たちがいて、オープンな性格な人は実際にコミュニケーションを取っていたりします。そういう経験の積み重ねが、メディアの中にいる人たちの感覚を狂わせるのだろうと思うことが時々あります。

それでいてメディアも企業であり、しっかりとした縦社会になっています。上司の言うことは絶対であり、理不尽な要求も受け入れなくてはいけません。だからオールドメディアは変わらないわけですが、そういう部分も少しずつ変化しつつあります。

そこで働く若い人たちが、著名人を特別な存在と考えなくなり、自分たちとフラットな関係にあるという感覚が強まっているのではないかと感じています。あとは縦社会が綻びを見せたら、あっという間にメディアも形を変えていくはずです。

ただそれは私にとってどうでもいいことで、伝えたいのは、志を持ってメディアになる人がもっと増えてほしいということ。ランニングの情報発信をしている人が増えているのを感じますが、メディアになりきれていないものが多く、そして何年かするとやめてしまいます。

メディアであることを目指しているはずなのに主観を入れる。マイメディアならそれでいいだろうと思うかもしれませんが、個人の思いが表に出ている場合は、少なくとも広告代理店からはメディアとして扱ってもらえません。公平中立でありながら、自分の言葉で伝える。これがメディアになる最低条件。

逆に言えば、それさえ守っていれば誰でも自分が得意とする分野のメディアになれます。きちんと発信し続ければ広告代理店やメーカーの人が見つけてくれます。ちなみにインフルエンサーとメディアは明確に違います。メディアがインフルエンサーになることはあっても、インフルエンサーがメディアになることは基本的にありません。


インフルエンサーとメディアではスタンスがまったく違います。インフルエンサーは自分の個性を押し出して仕事をします。メディアは自分の個性を活かしつつ、表面的には個性を消して仕事をします。私もこのブログでは個人を出していますが、RUNNING STREET 365でそれをすることはほとんどありません。

そらはRUNNING STREET 365を立ち上げたときから意識してきたことで、10年以上経過した今も変わっていません。1年目でメディアとして声をかけてもらえるようになったのも大きいのですが、このスタンスを守って発信できる人が限られているのでしょう。

発信するとなると、どうしても自分の思想などを伝えたくなりますから。それが「したいこと」なら別に止めはしません。でも、優遇されるようなメディアになりたいならスタンスは変えなくてはいけません。もちろん、それが正解だとは言いませんし、優遇されたいと思ったことは一度もありませんが。

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