UberEatsの自転車をクロスバイクに変えて感じたメリット・デメリット

UberEatsの配達をクロスバイクで始めて1週間が経過した。最初の数日は電動アシスト自転車との違いに戸惑ったが、もう不安要素もなく配達できている。人間の適応力というのは、なかなか素晴らしいものだ。だが、体の疲労という意味では、まだ慣れていない。

御殿場線ランをした後というのもあるが、ポラールが「オーバートレーニング」だと警告している。そして、腰から背中にかけて、パンパンに張っている。さらにエネルギーの消費も激しいのだろう。配達中に2回は買い食いしないと、配達完了まで保たない。いかに楽をしていたのか、よくわかる。

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クロスバイクにしたメリット

クロスバイクを買ったのは、レンタサイクルが使えなくなったからだが、自分なりによく考えて決めた。だが机上の空論と現実にはいつだって差異がある。まずは良かった点を挙げていこう。

  • 距離が短く感じる
  • 配達が早く終わる
  • 配達に集中できる
  • トレーニングになっている

それぞれのメリットごとに説明していこう。

距離が短く感じる

以前は3km程度の距離でも遠く感じたのだが、今は4kmでも場所によっては遠さを感じない。おそらく、ペダルを漕いでいる回数が減ったのだろう。クロスバイクは沢山のギアがあり、重たいギアにすれば、ひと漕ぎでかなりの距離を進める。スピードに乗れば惰性でも進める。

これによって、配達距離が長かったときのストレスが激減している。 配達そのものが楽なのだ。電動アシスト自転車のほうが楽だと思うかもしれないが、レンタサイクルはボロボロなのも多く、そして漕いでも少ししか進まない個体もある。状態のいい個体に当たれば1日楽なのだが、そうでなければストレスしかない。

配達が早く終わる

クロスバイクはとにかく速い。最高速度で、ドコモのレンタサイクルの倍近いスピードが出ているかもしれない。スピードが速いということは、1回の配達にかかる時間が短くなる。1回で2分縮まったとして、20配達したら40分の差になる。これは決して小さな時間ではない。

配達に集中できる

UberEats契約のドコモのレンタサイクルは1度に4時間まで借りることができる。その後も乗りたいなら、1回返却しなくてはいけない(返却しないと月額の費用に追加で支払う必要がある)。返却すればリセットになり、また4時間乗れるのだが、必ずしも近くにサイクルポートがあるわけではない。

だからいつも14時を過ぎると、近くにポートがないか探すことになる。これが意外と面倒で、配達のロスにもなっていた。例えばサイクルポートがまったくない下北沢や三軒茶屋などは避ける必要があったのだが、クロスバイクを買ってからは、サイクルポートの位置を意識する必要がなくなった。

トレーニングになっている

最大のメリットはなんといっても、確実にトレーニングになっているという感覚があるということ。疲労感がこれまでとはまったく違う。電動アシスト自転車でも、それなりには鍛えられていたが、トレーニングと呼ぶには弱かった。ところが、クロスバイクは配達をしているという感覚とともに、トレーニングをしている感覚がある。

まだ乗り換えたばかりだから、ランニングにどれくらいのフィードバックができるかはわからないが、ここまで背中の筋肉を使っているなら、スピードアップも期待できるし、体幹もこれまで以上に整うだろう。オーバートレーニングには気をつける必要はあるが、幸いライティングの仕事もあるので、バランスは取れている。

クロスバイクにしたデメリット

疲労感が高いことは、人によってはデメリットに感じるかもしれないが、鍛えたいわたしにしてみれば、そこがデメリットになることはない。わたしが感じているデメリットは2つ。

  • 配達エリアが狭くなる
  • メンテナンス日を作らなくてはいけない

こちらもそれぞれについて説明するとしよう。

配達エリアが狭くなる

当たり前のことなのだが、駐輪場が新宿にあるから、1日の終わりには新宿に戻る必要がある。レンタサイクルはサイクルポートさえあればどこでも返却できたので、例えば1日の終わりが豊洲でも、そこに返却して電車で帰ってくることも可能だ。実際にそういう使い方をしていた。

ところが、必ず新宿に戻ってくるためには、あまり遠くのエリアでピックアップ出来なくなる。今のところ、北は高田馬場、南は恵比寿、東は麻布十番・赤坂、西は環七という線引きをしている。そこまでは受けてもいいが、そこから先はピックアップを止めて戻ってくる。

やや非効率なのだが仕方がない。もっとも、1日の中でそう何度もあることではないし、わたしの配達エリアは注文も多いし、面倒なタワーマンションも少ない。お店もピックアップしやすい場所にあり、エリア固定するだけの価値はある。そういう意味では、そこまで大きなデメリットではない。。

メンテナンス日を作らなくてはいけない

クロスバイクに限らず自転車は消耗品だ。自転車そのものも消耗品だが部品の消耗がさらに激しく、おそらく月1回のペースで部品交換とチェーン周りの手入れをしなくてはいけない。作業に1時間程度はかかるだろう。わたしは面倒なことが苦手なので、継続できる自信もない。だが、いずれチェーンやギアも自分で交換することになる。

毎月1日は映画を観る日としているが、これをメンテナンスの日としようかと考えている。新宿に出ていくので、映画の選択肢も広がる。自転車のメンテナンスと自分自身のメンテナンス。そう考えると、メンテナンスが必要なことも悪くないように思える。自分がポジティブな人間でよかった。

まとめ

まだ1週間程度だが、クロスバイクにして正解だったと思う。決して安くない買い物だったし、自分自身の燃費も悪くなる。疲労感も高く、体はあちこち痛んでいる。だが、それらを含めていい経験をしている。背中が痛いのだって、いずれ体ができれば改善されるだろう。

あとはきちんとメンテナンスをすること。そのためには、精神的な余裕が欲しいところ。今はまだ「稼がなくては」の気持ちが強すぎて、少し無理して働いてしまうことも少なくない。目先の利益ではなく、もっと長いスパンで考えること。それができるようになれば、きっと必要以上に働こうとする自分を抑えられるはずだ。道は長いが、毎度のことながらコツコツ積み重ねていくとしよう。

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