悩みに悩んで買ったデジカメはオリンパスのXZ-10です。もうね、決めきれずに頭にハゲでも出来るんじゃないかと思ったけど、決め手は簡単だった。おいらオリンパスが好きなんだ。最初はできるだけ軽量なのとか思ってたけど、200g前後なんてランニング中なら誤差範囲だったので悩むだけ無駄だったことになる。実際に昨日の富士山マラソンで携帯したけど、まったくもって邪魔ではなかった。500mlのペットボトルを3本ぐらい背負って走ることもあるんだから問題になるはずがない。もちろん勝負レースは手ぶらで走るけど、そうじゃないレースで撮影という楽しみが増えました。
XZ-10に確定するまでにキャノンのS110とS200やパナソニックのSZ3とSZ9というのが候補に上がりました。あとソニーのWX300とWX200にも心が揺れたり。最初の候補はパナソニックだったのはレンズにLEICAって書いてあったからというミーハーな理由と軽量であるということ。でも、決してLEICAで作ったレンズではなくLEICA規格のレンズでしかないので、逆に恥ずかしいかなと。キャノンのS110は一瞬本命になりかけたんだけど、あまりにも無難かなと。おいら「とんがったやつ」が好きなんだ。主流とか本流とかどうも好きになれないひねくれもの(iPhoneすら3Gから買っていたのに、世の中の主流になってからやめた)。友だちがキャノンのコンデジを使ってて暗いところでもめっちゃきれいに撮ってて、心動いたのは確かやけど、やっぱ無難はね。
最終的にはソニーのWX300との比較になったんだけど、値段はお店によるけど2万円前後と似たような価格帯。WX300は何と20倍というとんでもない倍率のレンズが付いてくる。確かにとんがってるが、なんか違う。こんなに大きく撮れるんですよという参考画像がどれを見ても画質がいまいち。月の写真だけはカッコ良かったけど、おいら月とか撮らないし。というわけでXZ-10 になったんです。発売されたときにこんな中途半端なカメラ絶対に買わないと思ってたのに。
決め手はレンズ。デジカメの画質の良さはセンサーの大きさに依存するので、重さを考えなければ同じオリンパスのXZ-2とかキャノンのS110のほうが優れているんやけど、このXZ-10はセンサーが一回り小さいくせに、圧倒的に優れたレンズを使っているのだとか。他の人の参考画像を見てみると、おいらの好きな感じの写真が多い。実際問題としてセンサの大きさよりもレンズの優秀さのほうが画質には影響するとおいらは考えている。
それじゃあどれぐらい優れているのか比べてみよう。XZ-10はまだ使いこなしていないので撮って出しの画像です。XZ-10とE-420(デジタル一眼レフ)とiPod touchとiPad miniの写真の比較です。どれがどれかわかるでしょうか。WEB用に圧縮してある時点で比較に意味は無いかと思いますが。あ、あとカメラの腕は気にするな。
正解は上からE-420(デジタル一眼)、XZ-10、iPod touch、iPad miniの順になります。まぁどれも大差ないと感じるか、これははっきりと分かるとかいうのは主観の問題だし、この対象物でいいのかというのもあるのでもっと別のものも比べてみよう。
E-420
XZ-10
iPod touch
iPad mini
わかりやすい例として今回もガンプラに登場していただいた。上からE-420(デジタル一眼)、XZ-10、iPod touch、iPad miniになる。写真としては好みの問題でしかないけど、デジタル一眼のE-420だと背景がきれいにボケているのがわかると思う。このボケも好き好きなんだけど、一眼レフを買ったら誰もが撮ってみたくなるのが背景ボケ。XZ-10でもそれなりにボケているのがわかると思う。
こうやって比較してみるとやっぱり古くても一眼レフは一眼レフなんだなと思う。実はE-420はもう出番がなくなるんじゃないかと危惧していたんだけど、やぱり好きなのはE-420の写真だ。XZ-10はそれに準ずるという感じで、これはこれでいい写真が撮れるし、何よりも持ち運びが便利で機動性がいい。出番がなくなるのはiPod touchかな。いい買い物をした気がします。
ただ、こうやってブログに載せる程度ならカメラそのものよりも、いかにうまく撮れるかというカメラマンの能力のほうが圧倒的に重要だというのはわかる。綺麗に撮れるかどうかなんて自己満足。でも、自己満足大事です。機械設計というデザインにからむ仕事をしているんだから、美しさというのにはこだわりたい。
XZ-10
XZ-10
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