中国向けiPad mini Retina SIMフリーモデルA1941は日本で使用できるのか

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万里の長城マラソンを終えて向かった上海でiPad mini Retina SIMフリーモデルを購入することになった。もともと初代iPad mini SIMフリーモデルを昨年の夏に香港で購入していたのだが、それは緊急性が高く、Retinaモデルが出ることをわかっていての購入でした。そしてRetinaモデルが出たら、どこかのタイミングで買い換えようと思っていました。上海で訪れたApple Storeで値段を確認したら、がぜん欲しくなり購入を決断したわけだ。

ところが買う直前に調べてみると、最近になって中国向けモデルというものが発売されているということを知った。なんでも中国国内でのTD-LTEとTD-SCDMAをサポートしているらしい。もっともどちらも中国ではまだまだ定着していないので将来を見越しての発売というこになるのだろう。この機種はまだ情報が少なく、日本でのLTEに対応しているかわからないのでできるだけ前のモデルを買うつもりでいた。

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これまで発売されていたのはA1490というモデルで、新しく出たのはA1491になる。Apple StoreでA1490を買いたいと伝えたら、持ってきたのはA1491…さすが中国。いや、だからA1490をくれと伝えたが、店員は「こっちのほうが新しいモデルでLTEも使えて絶対にお得だ」と言い張って引かない。日本でも使えると力説する。そりゃ使えるだろう、でもLTEで使えるのか、そしてOCNのSIMカードが使えるのかがわからない。

危ない橋は渡りたくないというのが本音だが、どちらに転んでもネタにはなるかと思って、最新のA1491を購入することにした。上海のApple Storeの店員さんを信じてみることにした。

さっそくホテルに戻ってまずはChinaUnicomのSIMが使えるのかどうかを確認。当たり前だがまったく問題なく動作する。これで中国での使用が可能であることは確認できた。問題は日本国内で使用できるかどうかだ。

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帰国後に早速テスト。OCNモバイルOneのSIMを差し込んでみる。もちろんそのままでは使えないのでAPN設定を行いLTEにも対応させる。すると、何の問題もなくdocomo回線に接続するではないか。初代よりも若干、電波を見失いやすい気もしなくもないが、実用に問題はないようなレベル。A1491は現段階では問題なくdocomo LTE回線を使って日本でも使用できる。ソフトバンクやauのLTEが使えるかどうかは不明だが。

そして、帰国から1週間経っていまは何の問題もなく使用できている。ただ、期待していたほどはスピードが速くない。はっきり言って、初代のiPad miniとさほど変わらない。もっと使っていくと違いがわかるのかもしれないが、買い換えるほどでもなかったような気もする。もちろん画面はきれいだけれども、いま思えば目を離して見るぶんには初代もRetinaもそう大差はない。

それでもやっぱりSIMフリーのiPad miniを購入したい人は上海で買うという選択肢もあっていいと思う。香港や北京は航空券が高いが上海ならLCCを使えば3万円程度で訪れることが出来る。観光を兼ねて上海に行き、iPad miniを買ってくるというのはどうだろう。上海で購入すると香港モデルと違ってACアダプタも日本と同じタイプなのもありがたい。地味にありがたい、上海のApple Store。これからも間違いなく何度となく訪れることになりそうだ。

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