グルテンフリーを始めて、そこそこ日数が経ちましたが、目に見えて変化というものはありません。太ももの肌荒れは改善されましたが、湿度が上がったからなのかグルテンフリーだからなのかは分かりません。
でも、小麦粉のない生活が普通になってきました。始めた当初はパンを食べられないというのが厳しかったのですが、最近は油揚げやはんぺんをベースにピザもどきを作って楽しんでいます。
食生活は大きく変わりました。1日1食だったご飯を3食にしています。お米の消費量が3倍になっていますが、これまでが食べなさすぎただけ。炭水化物が増えたので体重が増えるかなと思いましたが、基本的には変動なし。
むしろ体重が必要以上に上下しなくなったような気がします。
毎日続けているのは1日2回のキムチ納豆を食べていること。納豆2パックと粗くみじん切りにした玉ねぎ1/4にキムチを適量入れて混ぜたものを寝かして、2回に分けて食べています。
納豆とキムチを混ぜて寝かせると腸にいい細菌が増えるとか。美容効果があるとは聞いていますが、美容は意識したことがないのでよく分かりません。きっと久しぶりの人が見たら「イケメンになった」と褒めてくれることでしょう。
イケメンに見えなかった人は眼鏡を作りに行くことをおすすめします。
それはともかく、グルテンフリーに合わせて腸内環境を整えるということもしているので、正直なところ何が何に効いているのかがさっぱり分かりません。でも調子は悪くありません。
ここ数日は決定的に睡眠不足ですが、万里の長城マラソンが終わるまでは仕方ありません。好きでやっていることでし、誰もが経験できるプレッシャーではありません。ある意味、わたしだけに与えられた特権。
ただ、比較的穏やかな気分でいられるのは、いろいろなものが整っているからのような気がします。小麦粉をできるだけ摂らないようにして、腸内環境も向上させて、十分な運動をしている。
それで健康にならないほうがどうかしています。
でも、同じことを誰かにおすすめしたいかというと、そうでもありません。たぶん3食玄米というのは耐えられない人もいるでしょうし、小麦粉のない生活なんて考えられないという人もいると思います。納豆が嫌いな人もいますよね。
毎朝30分、夕方1時間のランニングができる人なんて限られています。
わたしがこの生活を続けられているのは、すべてが自分に合っているからです。洗濯機や電子レンジのない生活も、それが自分のスタイルに合っているから続けられます。
無理して頑張ったことは絶対に長続きしません。自分の意志でやるべきことを選び、そして自分の判断で継続していく。いかにして主体を自分に持ってくるか。他の誰かに依存しないかということをわたしは重視しています。
頼ることはあっても依存しないこと。
自分の言動の責任はすべて自分にある。あたり前のことだと思いますが、それをあたり前だと思わない人もいます。「お前がいいと言うからやってみたら痛い目にあった」そんなことを真顔で言う人が世の中にはいます。
自分がうまくできなかった理由を自分以外に求める。それはとても楽なことです。だって、そう思えば自分が劣っているという現実から目を背けることができるのですから。
それはともかく、グルテンフリーと腸内環境向上。
おそらく、これからも何かが劇的に変わるということはなさそうですので、おそらくこれからネタにすることもないかと思います。でもこれはしばらく続けられるような気がします。パン職人の恋人でもできない限り。
もっとも、誰かと外食をするときにはグルテンフリーも腸内環境向上も一切考えませんけどね。
何かと向き合うときにはそれくらいの緩さが必要です。張りつめた糸は簡単に切れてしまいます。いつも柳のようにしなやかな自分でいること。何に対して向き合うときもそうでありたい。
グルテンフリーも腸内環境の向上も、きっと今のわたしに必要なもの。1年後には別の何かが必要になるかもしれません。そうやって変化していくことも自分らしさのひとつです。
著者:デイビッド パールマター、クリスティン ロバーグ
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