松江城マラソンで島根に来ています。島根は母の実家のあるところですが、実家があるのは石見ですので、はるか彼方。母はちょうど実家にいるようですが、きっと来ないでしょう。
島根や鳥取は思った以上に東西の距離が長いわけです。
それはまぁ仕方ありません。走っている姿を見てもらいたく走っているわけではありませんし、松江城マラソンは本来の自分ではないことをしようとしています。
シューズも履きますが、PB(プライベートベスト)更新を狙うわけでもありません。ただ、シューズのポテンシャルを限界まで引き出す走りをしてみようというチャレンジです。
RUNNING STREET 365のネタバレになりますが、松江城マラソンではワークマンの980円のシューズで走ります。それもサブ4狙いで。これが成功するとかなりインパクトのある話になります。
980円のシューズでサブ4ができるなら、ランニングシューズメーカーは何を開発しているのだという話になりかねません。そういう意味では失敗に終わるというのが八方よしの状態ですが、そんな筋書きのあるドラマをするつもりはありません。
大手メディアなら台本ありきのレース展開をするかもしれませんが、わたしのような個人メディアはそうもいきません。本音ベースで、大手が書けないことを書かなければ意味がありません。
偶然だとは思いますが、最近はRUNNING STREET 365やこのサイトで書いていることに寄せてきている記事を書くメディアが増えているように感じます。
まさかこんなところを参考にすることはないかとは想いますが、ビールがマラソンに悪影響を与えるかというような記事を書いた直後に大手メディアでも似たような記事が出ています。
出版業界のスピード感を考えると、企画はメディア側のほうが早かったのでしょうが、記事にしてオープンにしたのはこちらが早く、わたしにしてみれば「記事がかぶった」とどことなく損した気分になります。
話を戻しましょう。980円のランニングシューズで4時間以内に完走すること。特別に優れているわけれはないランナーがそれを実現するというのはかなりインパクトのある話です。
市民ランナーの中でも上位のランナーはサブ3、3時間以内のゴールが目標ですが、そんなランナーは全体の5%程度でしかありません。ほとんどのランナーは4時間切りというのがひとつの目標になります。
そのために走り方だったり、ランニングアイテムだったりを試行錯誤するわけです。とにかく速く走れるシューズを求める人もいます。メーカーも「これは4時間を目指す人のシューズです」という売り方をします。
でも、980円のランニングシューズで4時間をあ走りきれたら話は変わってきますよね。
もちろんワークマンのランニングシューズ開発者も試行錯誤しているのでしょうから、大手メーカーには技術力では劣らないとは思います。ただ、アディダスやナイキのような超大手は開発にかなりのお金をかけています。
1足980円で売るメーカーと1足26000円くらいで売っても入手困難になるメーカーではスタンスが違います。
どう逆立ちしても大手メーカーに優位性があります。
でも、いいものを作りたいという魂はワークマンもアディダスやナイキも変わりません。だから、ワークマンのランニングシューズが走れるシューズだと証明したいのです。それにはやはり結果です。
ワークマンのランニングシューズに関しては社内の人ですが疑心暗鬼です。「こんなシューズが売れるわけがない」という人もいれば「バズる可能性がある」という人もいます。
わたしは圧倒的に後者です。ただ実績がないから自身を持てずにいるように感じています。
まだ購入したばかりなので正しい評価はできませんが、個人的にはかなりのインパクトのあるシューズだと感じています。これが売れないわけはないと感じています。
それくらい、走ってみてのフィーリングはいいシューズ。これがフルマラソンに耐えられるか。
それがわたしが松江城マラソンで試そうとしているポイントのひとつです。万が一、サブ4を達成したならランニングシューズのあり方が大きく変わる。それくらいのことを考えています。
とはいえ、レースは水物。どれくらいで走れるかはコンディション次第というところもあります。可能であればサブ4を狙う。それくらいの走りで行こうかと思います。
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