サッカニーの厚底シューズ「ENDORPHINE PRO」は作業をしていたらすでに完売。販売数が少なかったのか、それとも人気が高かったのか。というわけでサッカニーの厚底という選択肢がなくなりました。再販されるかもしれませんが。
同じタイミングで今度はミズノの新しいシューズが発表されました。こちらは厚底ではなく従来のシューズと同じ厚み。でも走れるシューズであることは箱根駅伝10区区間記録樹立で証明されています。
どうも新世代シューズが溢れてて、よくわからなくなってきました。ここらで情報をまとめてみるとしましょう。
新世代シューズまとめ
まずはどのようなシューズが発売もしくは発売予定なのかまとめてみましょう。
ナイキ
・ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
・ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%
アディダス
・アディゼロ アディオス プロ
・アディゼロ プロ
アシックス
・メタレーサー
サッカニー
・エンドルフィン プロ
ミズノ
・ウェーブ デュエル ネオ
ホカオネオネ
・EVOカーボンロケット
ブルックス
・ハイペリオン エリート
ニューバランス
・フューエルセル RC エリート(今秋発売予定)
こんなところだろうか。ワークマンも厚底ではあるが、同質のシューズではないのでここでは含めない。こでくらいというか、これでようやくすべてが出揃ったといったところだろうか。次世代ランニングシューズ競争の火蓋が切って落とされた感じがする。
間違ってもこれら全部を買って履き比べるなんてことはできません。よういうのはYouTuberランナーのお仕事です。わたしは気になるものを1足選んでレビューするというのがいいところ。
試走できないという環境の問題
新世代ランニングシューズですので、いずれも金額は高めです。ソール材の開発にもお金がかかっているのでしょう。いずれも2万円前後になります。
価格(税込) | 重さ | |
---|---|---|
ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% | 33,000円 | 225g |
ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% | 30,250円 | 200g |
アディゼロ アディオス プロ | 27,500円 | 246g |
アディゼロ プロ | 24,200円 | 235g |
メタレーサー | 22,000円 | 190g |
エンドルフィン プロ | 19,800円 | 213g |
ウェーブ デュエル ネオ | 25,300円 | 185g |
EVOカーボンロケット | 19,800円 | 218g |
ハイペリオン エリート | 29,700円 | 196g |
フューエルセル RC エリート | 不明 | 不明 |
ランニングシューズには1万円以上出したくないからアウトレットで購入する。そういう時代が長く続きましたので、ランニングシューズに3万円払うなんてちょっと信じられない状況にあります。それだけの機能があるわけで高さそのものはそれほど問題ではありません。
この価格帯のシューズを試走せずに買わなくてはいけないという環境を、ちょっと普通ではないなとは思います。下手するとネットショップだけでの販売ということもあって、足に合っているかどうかすら試し履きすらできません。
そういう意味ではサッカニーの次世代ランニングシューズも、オンラインショップだけでの取り扱いということで、わたしにとってはハードルが高くて、買えなくて良かったのかもしれません。2万円出して自分の足に合わなかったらショックですから。
基本的にはランニングシューズというのは、自分の足に合っているかどうかが最重要で、そして自分の走り方に合っているかどうかも重要です。わたしの場合は走り方ならいくらでも調整できるので、フィット感が重要です。
この「試せない」をそろそろ何とかしてもらいたいところ。もっとも返品可能という対応もしてくれていますし、これから店舗にも並ぶのだと思います。そうなってから購入するのでも遅くないのかもしれません。秋になってスピード練習をするようになってからショップに行くとしましょう。
フューエルセル RC エリートが出てから、すべて履き比べるなんて贅沢なことができればいいのですが……
再びの自粛生活が始まるなら買わない
2日連続で東京の新規感染者数が100人を超えました。繁華街での感染が多いということ、若者の観戦が多いということで、普通に生活をしていれば安全なのかなとは思うものの、このまま人数が増え続ければまた思いっきり走るのができなくなります。
そうなると新世代シューズを買っても宝の持ち腐れ。これもなかなかシューズを買えない要因の一つになっています。ただ自分ではどうしようもないことなので、ただ国の方針を待つしかありません。
新世代シューズを履いて全力で走り回れる。そういう未来が見えなければ、当然購入することはありません。その予算を使って紹介したいランニングシューズやランニングアイテムがいくつもありますから。実はすでに1足あとはポチるだけというのがあります。
ランニングシューズメーカーも開発をしないといけませんし、でも開発しても売れないしと苦しい期間が続きます。ただ、他人のことよりもまずは自分のこと。まずは自分を守る環境を整えた上で、いろいろ試していければなとは思います。
いやしかし、こうやって見ると時代が大きく変わったなというのがわかります。ほぼすべてのメーカーがランニングシューズの概念を変え、そしてテクノロジーを進化させました。マラソンが面白くなるのはこれからというときだったのに、悲しいことです。
今はただ耐えるだけ。
でも狙っている1足を購入したらお知らせします。