これまでは体幹でごまかしてきたけど、48歳にしてきちんと立てるようになった

白いランニングシューズを履いて走る足

私は高校、大学とサッカーをしていたのもあり、親指で地面を掴む癖があります。相手よりも早く1歩を踏み出すために、高校時代に意識して身につけた動きなのですが、どうもランニングにおいてそれが悪さをしているのではというのが最近の気づき。

元々小指側が浮きやすい傾向にあるのは分かっていて、親指と小指が同時に接地するように意識してきましたが、意識が抜けるとやっぱり親指優位で着地してしまいます。親指着地が悪いというわけではなく、私の骨格もしくは筋肉のつき方に合ってないなと。

私はO脚なので、本来なら小指側から着地するはずです。でも親指から着地しているから、そこに歪みが生じている。それでバランスをとっているという考え方もできますが、もう10年以上走り続けてO脚が変わらないというのは、無理している可能性があります。

そんなことに気付いたのは、新しいスクワットを導入してみたら(筋トレ目的ではないスクワット)、たった1セットでとんでもない筋肉痛になったのと、立ち方と走り方が小指優位になったから。普通、長年継続してきたクセは、同じ時間をかけないと治りません。

ところが、筋肉痛を伴ったとはいえ、1回で変わったわけです。これは変わったというよりも「ハマった」と表現した方がいいかもしれません。本来そうあるべき形があって、そこにぴったりハマったから、その形から抜けられなくなったという感覚。

それでいいと判断したのは、走っているときも立っているときも安定感が増したから。特に走っているときは片足にしっかりと体重が乗ります。これまでも片足に乗っていると思っていたんですよ。でもそれは虚偽の感覚だったというわけです。

これまでの走り方、立ち方は無意識に誤魔化していたのかもしれません。もしくは体幹で強引に成立させていたか。軸がしっかりしていれば、立ち足が不安定でもバランスをとることができます。だから「これでいい」と思っていました。

でも、実際にはバランスを崩さないように無理をしていたわけです。それは自分に最適な立ち方にハマったからこそ気づけたことですが、これは大きな1歩になります。問題は使っていなかった筋肉を使っているので、すぐに筋肉痛になるということ。

ただこれは産みの苦しみというやつです。普段のトレーニングは筋肉痛にならないよう、無理のない範囲で積み重ねていますが、新しいことをするときに筋肉痛になるのはトップレベルのアスリートでも避けられないこと。なので焦りはありません。

いろいろ試したいのが本音ですが、私はせっかちで勇足をするタイプなので、ここは無理をしないできちんと休養を入れながら。走り込みの距離を増やしたい気持ちはあるのですが、これまで使っていない筋肉に刺激を入れているので無理は禁物。

今は週間走行距離を伸ばそうとしていますが、少し遠回りになってでも、きちんと休みを入れることにします。もちろん、走れるのに走らないみたいなことはしません。シンプルに、朝ランをしてみて足が動かない状態だと思ったら、夕方ランに休みを入れるだけ。

でも、今のところ走る前は足が重くても、走り出したら気持ちよく走れてるんですよね。人体というのは不思議なものです。無理をしないことが大前提ですが、ここは大きな転機。来年の愛媛マラソンで笑えるように、新しい感覚をしっかりと体に刻み込んでいこうと思います。

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