ピラティスから学ぶ「所作を美しくする」ということ

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久しぶりに「お寺でピラティス」に行ってきました。お寺でピラティスは、わたしがピラティスを最初に習った先生が毎月1回開催しているピラティスです。最初も何も基本的にはその先生にしか習っていないのですが。

その先生が秋から産休に入ったので、半年以上わたしはピラティスから遠ざかっていました。ただし、体幹という意味ではこの半年間で徹底して整えてきたので、かなり安定しているつもりです。

今日はそのお寺でピラティスの再開日でした。半年間のレッスンがなかったことで、自分の体がどうなっているのか。それを知るのを楽しみにして向かいました。

自分の体というのは自分で分かっているようで、意外と分かっていないものです。ピラティスを行うと、どこが弱いのかがはっきりしますし、何よりも心が整います。

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先生を見ているといつも「所作を美しく」というのを思い出させてくれますし、今日は体を動かしながら「神は細部に宿る」という言葉が浮かんできました。

久しぶりということもあり、今日は徹底して小さなところにこだわってみようかなと。肩甲骨周りやインナーマッスルを鍛えていても、指先がおろそかにならないように。

こういうところがマラソンでも重要なのかもしれません。速いランナーというのは、ほぼみんな美しい走りをしています。すべてに無駄がなく、惚れ惚れするような走りをします。

ともすればわたしたち市民ランナーは、足だけ一生懸命動かして、全体のバランスまで頭が回らなくなってしまいます。速く走りたいのであれば、速く走ろうとするのではなく、所作を一つひとつ美しくしていけば自然とスピードが出るはずです。

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いいタイムを出すには、いいタイムを出そうとしないというジレンマ。禅問答のようですが、これはとても深い真実だと思います。

もちろん、マラソンに限ったことではなく、一つひとつの動きを丁寧にすることで、人としての美しさや魅力も高まるのではないかと思います。動きがきれいな人は、ずっと眺めていたくなります。

じゃあ自分の動きは美しいのかというと、まったくそういうこともなく。

でも、ちょっとずつ歩く姿はきれいになっているつもりですし、立ち姿も以前とは比べ物になりません。ただ、所作の美しさとなると、雑になっていることが多いような気がします。

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わたしは会社員時代にはスピードを重視して仕事をしてきました。そのために、徹底して無駄を削り、機械のように手を動かすことを目指していました。頭で考えずに、目に入ってきたものに対してダイレクトに手を動かす感覚です。

無駄を削ぎ落としているから設計という仕事では動きが美しくなりますが、そうでもない日常の動作までスピード重視になっているため、それらの動きは大雑把になりがちです。

性格も影響しているのかもしれません。「だいたいで」「それくらい」こういう抽象的な言葉を頻繁に使います。でも所作を美しくするには、ほんのちょっとしたことでも気を使う必要があります。

筋肉の繊維を一本一本動かすくらいの集中力。

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それを意識してピラティスの動きを行った結果、いまとても体が整っているのが分かります。こうやってキーボードを叩く動きにもリズム感があり、流れるように言葉が重なっていきます。

一時期小さなスランプに陥ってしまいましたが、それもピラティスを長く休んでいて、動作がバラバラになっていたからなのかもしれません。

ピラティスを初めてもうどれくらい経つのでしょう。裸足を始めるかどうかくらいですので、もう7年以上は経過しているような気がします。それでもやるたびにこうやって新しい発見があります。

そしてもちろん、自分の走りにも大きな影響を与えています。

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まだまだ美しい走りには遠い場所にいますが、きっとこのまま追求していけば「あの人の走り方ってかっこいい」と言ってもらえるフォームになるような気がします。今よりも速く走れるかどうかが別問題ですが。

きっとしばらくしたら、また所作なんて忘れてしまいますが、とりあえず今週いっぱいくらいは、急がず慌てず全ての動きに美しさを意識していこうと思います。


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著者:中井 信之
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