山を登るのに浮き輪やビーチボールは必要ない

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そろそろW杯が開幕するらしい。もっと先のことかと思っていたけど数週間後には開幕している。そして、今日日本代表が練習試合をしたそうだ。こんなに無関心なW杯はめずらしい。関心がないわけではなく、自分のスケジュールの詰め込みすぎてW杯にまで気持ちが回らないのだ。以前はW杯どころではないと言える人に憧れたりもしたのだが、自分がそういう立場になってみるとカッコイイものではないというか、そんな自分はむしろカッコ悪い。

少なくとも一瞬でもサッカーで食べていこうと思ったわけなので、W杯は思い入れがかなりある。いつだって自分が満員の観客の中心でプレーすることをイメージしてきた。日本代表でプレーする夢を何度も何度も繰り返し見た。サッカー選手になれないことがはっきりしてからも、日本代表の選手たちは夢を託す相手だった。だから気持ちを込めて応援してきたけれども、どうも今回はそんな感じにならない。

もちろん、日本代表がブラジルで輝いてくれることは嬉しい。世界が驚くようなプレーを見せて欲しい。最後まで諦めない日本人の魂を見せてもらいたい。ただ、わたしの気持ちが入っていかない。

そこに気持ちを入れる前にやるべきことがたくさんある。目先で言えば来週の飛騨高山ウルトラマラソンだし、その2週間後には24時間マラソンがある。万里の長城マラソン関係の作業も山積み。こういうのは本当にどっちが幸せなのかわからない。娯楽を楽しめる余裕のある人生と、やりたいことでいっぱいいっぱいな人生。どっちも魅力的だけど、どっちもは選べない。

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サッカー選手になれなかったからいまの自分がある。もっとも最初からサッカー選手になれる可能性はゼロだったかもしれないということはあえてここでは触れないでおこう。言いたいことはそういうことではなく、人生はいつだって選択の繰り返しで、何かを手に入れるたびに何かを手放してきたんだってことをわたしは言いたい。

すべてを手に入れたいと思うのが人間の性。でもすべては手に入れられない。大事なのはブレないことだろう。自分が何を目指し、どの道を進むのかをブレさせてはいけない。自分が進むべき道に必要なもの以外をそぎ落としていくのだ。山を
登るのに浮き輪やビーチボールは必要ない。

きっとわたしにとってのサッカーもそぎ落としていくべきものなのだと思う。思い入れは大きいけど、いつまでも持ち続けていると他の荷物を持てなくなる。年に数回、時間を作ってボールを蹴れればそれでいい。少なくともいまはW杯どころではない。カッコ悪いけど、それがわたしの進む道なのだから。

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