文章は常にラブレターのつもりで書くぐらいがちょうどいい

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twitterやfacebookで「このプレスリリースの日本語ひどくないか?」とつぶやいたのですが、いろいろな意見をもらったうえで言いたいことを説明します。

書いたのは下記URLのプレスリリースについて。

http://news.adidas.com/JP/Latest-News/ALL/bcs-shibuya-run-lab/s/C2C94233-641E-441E-B3B2-47A6416FFBF5

そして、これどうしたものかと言った文章がこれ。

アディダスジャパンは、2016年3月4日(金)に店舗内でかつてないランニング体験が出来る「RUN LAB(ランラボ)」を「アディダスブランドコアストア渋谷」(東京都渋谷区宇田川町23-5)の店舗内にオープンします。
RUN LABとは、「すべてのランナーをサポートする」をコンセプトに、アディダスの最新のテクノロジーとプロのサポートによるプレミアムなランニング体験を提供するサポート施設で、世界に先駆けアディダス ブランドコアストア渋谷店内に「RUN LAB TOKYO(ランラボトーキョー)」を立ち上げます。RUN LAB TOKYOでは、世界初のオフィシャルローンチとなる「RUN GENIE(ランジーニー)」によるランニングフォームの分析やその結果に基づいたシューズ分析等、今まで一人では分かりづらかったシューズ選び等のランナーが望むサポートを最先端の技術とプロフェッショナルなスタッフのサポートにより実現します。アディダスランニングは全てのランナーに有益なサポートをこのRUN LAB TOKYOから発信し続けていきます。(また、adidas RUNBASEと連動し、ランナーコミュニティーを活性化させる様々なコンテンツや情報発信も行っていきます。)

別にアディダスが嫌いなわけでも、陥れたいわけでもありません。

上の太文字の文章を一度読んだだけで、書いてあることを理解できた人どれぐらいいますか?というよりも読む気が起きますか?

友人の1人は「プレスリリースは書けること書けないことを調整するのかだからこういう文章になることもある」と教えてくれました。あとはしっかり取材して記事にするのがメディア側の仕事というのはそれはそれで正しい。

私が言いたいのは「こういう文章書いていませんか?」ということ。相手にちゃんと伝えようという思いが込められていない文章を書いてたりしませんか?LINEでもメールでも。

基本的に文章も口から出る言葉も「相手にちゃんと伝わっていないかもしれない」という感覚を常に持っていないと、誤解を招きそこからトラブルにつながります。人と人とのすれ違いだって原因の多くはそこにあります。

どんなに噛み砕いて話をしても、相手に伝わらないことが世の中にはたくさんあります。

だから文章を書いているときも、話をしているときもいつも「いまの表現で伝わったかな?」と気にする。会話であれば表情が見えるのでその判断しやすいですが、文章は相手の顔が見えないから特に気をつけなくてはいけません。

例えば仕事で大切なメールを書くときに、まず全体を書いてみて、誤解を受けそうなと感じた文章を修正して、きちんと伝わらないなと思うところは加筆して、相手の気持ちが乱れそうだと感じたところや、自分の感情的な部分は徹底的に削除します。

何回も推敲をしてから送信ボタンを押します。

これはものすごく時間がかかります。でも、これぐらい気を使わないと相手が誤解する可能性もありますし、そのことで発生するロスのほうが圧倒的に長くなります。メール作成の10分を省いたために数日かけてトラブル対応している人がけっこういます。

文章は常にラブレターのつもりで書くぐらいがちょうどいい、わたしはそう思います。いまの若い人はラブレターなんて書いたことないかもしれませんが。

とにかく相手のことを思い、相手の立場で文章を書いて理解してもらえるかどうか。ラブレターなら失敗すると失恋が待っているから真剣勝負です。独りよがりになってはいけないけど、伝えるべきことはしっかり伝える必要があります。

じゃあお前なら上の文章どうするのかと言われそうなので、上記プレスリリースを編集してみます。

アディダスジャパンは、かつてないランニング体験が出来る「RUN LAB(ランラボ)」を「アディダスブランドコアストア渋谷」店舗内に、2016年3月4日(金)オープンします。

RUN LABは、「すべてのランナーをサポートする」をコンセプトに、アディダスの最新のテクノロジーとプロのサポートにより、これまでにない特別なランニング体験を提供する施設です。アディダスブランドコアストア渋谷店内にオープンする「RUN LAB TOKYO(ランラボトーキョー)」は、アディダスが世界で初めて立ち上げるRUN LABです

RUN LAB TOKYOでは、世界初公開となる「RUN GENIE(ランジーニー)」を用いて、ランニングフォームの分析やその結果に基づいたシューズ分析を行うことができます。今まで個人では分かりづらかったシューズ選びなどランナーが望むサポートを、最先端の技術とプロフェッショナルなスタッフのサポートにより実現します。

アディダスランニングはこのRUN LAB TOKYOから、全てのランナーに有益な情報を発信し続けていきます。(また、RUN LAB TOKYOとadidas RUNBASEを連動することで、ランナーのコミュニティーを活性化させる様々なコンテンツや情報発信も行っていきます。)

アディダスブランドコアストア渋谷: 東京都渋谷区宇田川町23-5

主観の問題なので「変わってないやん」という人もいるかもしれませんが、多少は伝わりやすくなったのではないでしょうか?

繰り返しますが、アディダスが悪いと言いたいわけではありませんよ。アディダスにはランニングを始めてから長いことお世話になっていますから。

たまたま「こういうのわかりにくいよね」という文章がアディダスのプレスリリースにあり、「言葉は伝えるためにあるんだよ」と言いたいためだけに長々と書きました。

ちなみに、これがアディダスのRUN LABの宣伝だとしたらどう思います?

伝えたいことを伝えているようで、実は宣伝している。

「渋谷にアディダスの何かが出来るのだな」くらいは頭に入っていますよね。宣伝していないようで宣伝している。世の中にこういうものが溢れているということも知っておくといいですよ。

アディダスから1円ももらっていないし、依頼もされていないからこれは宣伝ではないです。むしろアディダスに削除要請させられそうな気がしますから、わたしの1人損かと・・・

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