わたしが旅の荷物をコンパクトにする理由と荷造りのコツ

わたしはどこに行くにも、荷物が最小限になるように心掛けています。理由は「LCCの追加料金を払いたくないから」といった、身も蓋もないことにありますが、飛行機を使わない旅行でも荷物はコンパクトにしています。

なぜ旅の荷物をコンパクトにするのか、そしてどうすればコンパクトになるのかについてご紹介していきます。

目次

旅の荷物をコンパクトにするメリット

● 旅先ですべての荷物を持って移動できる
● 荷造りが短時間で終わる
● 旅の目的が明確になる

メリットとしてはこんなところでしょうか。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

旅先ですべての荷物を持って移動できる

旅行にキャリーバッグを使う人が多いかと思いますが、あれは移動するのには便利だとは思いますが、行動範囲を狭めてしまいます。実際に使ったことがないので、あくまでもわたしのイメージですが、キャリーバッグを持って街ブラはできません。

キャリーバッグでないにしても、たくさんの荷物を背負っていると、移動するだけでも疲労します。

荷物なんて預ければいいじゃないかと思うかもしれませんが、預けたらその場所に戻ってこなくてはいけません。わたしにはこれが面倒に感じます。ホテルに預けるにしてもコインロッカーに預けるにしても、無駄な時間だと思っています。

リュックにすべての荷物が収まっていれば、荷物を預ける必要がありません。空港でも荷物預けや預け荷物の受け取りで、待つ必要もありません。荷物が少ないということは時短になり、物理的にも時間的にも行動範囲が広がります。

荷造りが短時間で終わる

わたしの荷造りは30分程度です。もしかしたらもっと短いかもしれません。基本的には旅の前日、寝る前にささっと荷造りをして完了です。旅先から帰るときにいたっては5分もあれば終わります。

物が少ないので、忘れるということもあまりありません。たくさんの物を持っていこうと思うと、本当に入れたのかどうか分からなくなり、せっかく荷造りしたのにまた荷物を広げるなんてことがありますが、そういうこともほとんどありません。

出発が遅いときには、ギリギリまで仕事をして、出発直前に荷造りするといったこともできます。ちょっとリスクがあるので、半分くらいは事前に終わらせておきますが。

旅の目的が明確になる

荷物が多い人は、あれこれ想定をしすぎる傾向にあります。いろいろと不安があり、念の為と思って荷物が増えていきます。ここまではまだいいのですが、実際に現地に着くと、あれもこれも持っているから、あれもこれもしたくなります。

それも旅の楽しさではありますが、旅の時間は無限ではありません。

限られた時間を有効に使うには、選択肢をできるだけ減らすことが重要です。服を選ぶ時間をできるだけ短くする。それだけで無駄な時間がなくなります。ランニングシューズを家に置いていけば、走る時間を観光に充てられます。

旅の荷物をコンパクトにするデメリット

● 不足した場合には購入しなくてはいけなくなる
● お土産を買えない
● すべての荷物を背負って歩くので疲れやすい

旅の荷物をコンパクトにするのはメリットだけでなく、このようなデメリットもあります。こちらも、それぞれのデメリットについて説明します。

不足した場合には購入しなくてはいけなくなる

荷物が少ないということは、当然足りなくことがあります。下着や靴下が足りなくなることもありますし、いらないと思って置いてきた充電ケーブルやバッテリーなど、すべて現地調達することになります。

Amazonで買えるわけではありませんので、高値で買わなくてはいけなくなることもありますし、すでに持っているものなら、持って帰っても役に立つことはなく無駄な出費になってしまいます。

お土産を買えない

これはLCCを利用したとき限定ですが、お土産を買うと重量オーバーするという理由でお土産を諦めることがあります。職場へのお土産が必須という場合には、せっかくコンパクトにしたのに、結局割高な超過料金を取られてしまいます。

わたしが荷物をコンパクトにできるのは、お土産を買わないと決めているからでもあります。自分へも知り合いへもお土産を買わないと決めてしまえば、お土産を買えないことは大きな問題ではなくなります。

すべての荷物を背負って歩くので疲れやすい

荷物を預けなくて済むと行動範囲が広がりますが、行動範囲が広がるということはそれだけ歩くことになります。コンパクトにしたとはいえ5kg以上はあるわけですから、1日歩いているとかなりくたびれます。

自業自得かもしれませんが、実はこれが1番厄介な問題かもしれません。慣れてしまえばそういうものだと思えますが、ほとんどの人が重たい荷物を背負って歩くことにストレスを感じることになります。

荷造りをコンパクトにするポイント

旅の荷物はコンパクトな方がいいと理解できても、具体的にどうすればいいのか分からないという人もいるかと思いますので、ここではコンパクトな荷造りをするためのポイントをご紹介します。

● 旅行カバンのサイズを固定する
● コンパクトなもので揃える
● 衣類は圧縮させておく
● 不足分は現地調達と割り切る

やるべきことはとてもシンプルで、この4つしかありません。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

旅行カバンのサイズを固定する

ほとんどの人が荷物に合わせてカバンを選ぶか、最初から大容量のキャリーバッグを選ぶかと思います。これではどうしても荷物は少なくなりません。そうではなく、旅行用に小さめのカバンを用意しましょう。

そのカバンに入るだけの荷物を持っていきます。コンパクトにしたいのであれば、まずは30Lのリュックがおすすめです。キャリーバッグを使っていた人からすると、それでもかなり荷物を厳選することになるかと思います。

ちなみにわたしは、Xiaomiのリュック(17L)SOU・SOUの布袋を使っています。どちらもかなり小さいのですが、男の旅行ならその程度で問題ありません。



コンパクトなもので揃える

旅行に持っていくものはすべてコンパクトなもので揃えてください。モバイルバッテリーや充電器などもちろんのこと、ガイドブックや小説など、重たくてかさばるものは電子書籍にまとめましょう。

タオルも手ぬぐいにすれば、スペースが1/10以下に収まります。筆記用具もボールペンと小さなメモ帳が1冊あれば足ります。折りたたみ傘もコンパクトなものに変えるだけで随分とスペースを抑えられます。

普段使いするモノも、とにかく小さくてコンパクトなものを揃えておくと、旅に出るときも荷物が少なくなります。

衣類は最大2日分用意し圧縮させておく

衣類は多くても2日分までに抑えましょう。出発の日に着るのも合わせて3セットです。それ以上の長旅になるなら、旅先で洗濯します。2セットでは乾かないときに焦りますので、3セット必要ですが、4日分以上は必要ありません。

2日分の衣類は圧縮袋に入れてください。荷物が軽くなるわけではありませんが、容積は半分以下になります。圧縮させずして荷物をコンパクトにするのは無理がありますので、面倒でも圧縮袋を使ってください。

不足分は現地調達と割り切る

荷物をコンパクトにするとどうしても入り切らないものが出てしまいます。そういうものは現地調達します。シャンプーや石鹸、歯ブラシなどの洗面用具だけでなく、場合によっては衣類も現地調達です。

余程の僻地にでも行かない限り、それで困ることはありません。そして、実際に現地調達しなくてはいけないものは、そう多くはありません。

わたしが旅に持っていくもの

● 衣類:3セット
● 手ぬぐい:1〜2枚
● MacBook Air 11inch
● 電子書籍 Kobo
● ミラーレス一眼カメラ
● 筆記用具
● 折りたたみ傘
● 洗面用具
● モバイルWi-Fi(海外のみ)
● 各種ケーブル&充電器
● モバイルバッテリー
● サンダル
● iPhone SE
● 財布

わたしが旅に持っていく荷物の定番です。これら全部合わせて、LCCで追加料金がかからない7kg前後に収まります。本当はまだこれを軽くしたいところですが、これ以上減らせるものがありません。

これらの荷物をできるだけコンパクトにして、17Lのリュックに詰め込みます。iPhoneや財布はポケットに入れることもありますが、パンツのポケットからiPhoneを落としたことがあるので、あまり信用しておらずなんでもカバンに仕舞います。

他の人と比べたことがないので、何が他の人と違うかは分かりません。女性ですと、化粧道具なども必要になるのでしょうから、荷物をコンパクトにするとしても限界があるかと思います。

でも、荷物が少なくなれば旅が本当に身軽になります。デメリットもありますが、軽い気持ちで旅に出かけられるようになります。無理にコンパクトにする必要はありませんが、必要最低限のものだけで旅してみることをおすすめします。


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