老化に抗う

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後厄42歳になる今年、前厄、本厄であれだけ動き回って言うのはなんですが、この数ヶ月でものすごく回復力が低下しているように感じます。いやきっと前々からそうだったのでしょう。表面化していなかっただけで。

土曜日に箱根越えランをして、昨日はリカバリーランで10km。今日は体の調子も良さそうだからインターバルをしようと思ったら、1分×10本の6本目に入った瞬間に大失速。そこで中止しました。

さすがに意地があるので、1kmジョグをした後に1km走をしましたが4分4秒。インターバル後とはいえ、まさかの4分台です。疲労が抜けてないんだろうなというのがわたしの結論。

1週間前の大山トレランのあとも3日くらいまともに走れなかったし、走った分の疲労が寝ても抜けてくれない年齢。そろそろ本気で体のケアも考えなくてはいけないのかもしれません。

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キングカズこと三浦知良さんや、イチローさんのように「年々体は進化している」なんてとても言えません。わたしの体は間違いなく年々退化しています。

わたしは基本的に、ストレッチが好きではありません。そもそもストレッチの前に体を温めなきゃいけないわけで、だったらジョグをしてそのまま走ります。

走り出す前に静的ストレッチをしている人がいますが、あれは何をしてるつもりなのでしょう。走る前のストレッチいったい誰が教えたのでしょう。ストレッチは体が温まってない状態で行っても筋繊維を傷つけるだけです。

筋繊維を傷つけるから、長期的には筋力アップするらしいのですが、それはストレッチの本来の目的とは違います。

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このストレッチに関しては「正しい」方法がそれこそ猫の目のようにくるくる変わります。昨日までの常識が翌日には非常識になり、新しい常識もあっという間に風化します。

ストレッチというのはそれくらい、いい加減なものです。

もちろん専門家もいるくらいですから、ある程度の形というのはあります。でもそれは正しいストレッチの形であって、それによって例えばランナーの何に効果があるかなんてまで考えている人どれくらいいるのでしょう。

いまの流れは、静的ストレッチにはケガの予防効果はなく、やるならば動的ストレッチが理想となっていますが、それだってどこで新しい常識に取って代わられるかわかりません。

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そもそもマラソンに柔軟性が必要なのかという大きな疑問もあります。

トップアスリートの中にはものすごく体の硬い人がたくさんいます。ランナーではありませんが、吉田沙保里さんは腹筋運動が出来ません。彼女は握力が20kgしかないそうなので、いろいろ普通じゃないんですが。

でもレスリング界では非常識な体を持つ彼女は、レスリング世界のレジェンドです。

体の柔軟性があることがいいことだと言い出したのは誰なのでしょう。わたしは、体の柔軟性は体のバネと反比例の関係にあるので、ランニングにはマイナスだと考えています。少なくとも私の走り方ではマイナスです。

そして体の柔軟性よりも大切なのは筋肉の柔軟性です。

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体の柔軟性と筋肉の柔軟性は似ているようで違います。体の柔軟性は筋肉そのものの柔軟性よりも、関節も含めた可動のしやすさが求められます。このとき筋肉に求められるのは伸びやすさです。

でも、一部の筋肉が発達していると、そこが圧縮できずに支えになって「柔軟性がない」動きをします。ところが、この圧縮できないまでの筋力が、走るときには推進力を生み出します。

筋肉が伸びることで生まれるパワーは小さなものです。推進力はあくまでも筋肉を圧縮させたときの反発力で生まれます。もちろん伸びた筋肉も戻ろうとはしますが、柔軟性があると戻ろうとする力がないわけで、推進力は小さくなります。

わたしが個人的に良い筋肉だと思っているのは、指で押して適度な反発のある筋肉です。力を入れたときに硬くなるのはもちろんですが、力を抜いたときはゴムのような反発する筋肉。

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じゃあその筋肉はどうやってつけられるのか。

とても簡単なことです。走ればいいんです。走るための筋肉は走れば付きます。質のいい筋肉は走ってさえいれば自然と付きます。もちろん、高負荷なトレーニングをすればということが前提ですが。

そして高負荷なトレーニングをすれば疲労がたまります。理想は疲労がたまっても1日で回復できるギリギリのところで練習を切り上げること。そうなると歳を重ねると練習で追い込むことができなります。

そうやって、速かったころの自分とどんどん距離が空いていきます。いまの私がまさにその過程にいます。

自分の理想とする走りをするにはこれくらいの練習が必要だと分かっていても、その練習をすると回復ができずに、翌日以降の練習の質が下がります。人はそれを老化と呼びますが、わたしはいまその老化に抗っている真っ最中です。

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この数ヶ月でわかったことは、無闇に追い込むだけの練習ではダメだということ。そして追い込む練習もしなくてはいけないということ。若い頃よりももっと計算して、効率よく練習をしなくてはいけません。

練習の質を一気に上げるのではなく、段階を踏んで時間をかけて高めていかなくてはいけません。

これはこれで面白い課題ではあります。若くないからこそ楽しめることがあります。もうサブ3ランナーには未練はありませんが、老化と戦う自分の体には興味があります。

きっとこれは体の仕組みを知るだけでは足りず、食べ物に関しても抗酸化物質なども意識して取り入れなくてはいけないのかもしれません。それでも、自分にできることはどんどんやってみようと思います。

明日から開催されるSPORTECでは、おそらく抗酸化物質についての商品がたくさん出ているはずです。そこで学びながらいい商品を見つけることができれば、またここで紹介したいと思います。


世界一伸びるストレッチ
著者:中野ジェームズ修一
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