ベストな準備をした者だけにベストなレースをする権利が与えられる

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体重はここ最近ないくらいに軽いので、今日のランニングを楽しみにしていたのですが、いざ走ってみると5kmでエネルギー切れをしてしまいました。走り出しから体が重く、南横ウルトラマラソンの疲労も残っていたのでしょう。

昨日も10km走った後に普段ではありえないくらいの筋肉疲労。

ただ、今日は5kmで走れなくなってから、1つ試してみました。1周1kmの公園のランニングコース。ジョグで走れないならと思って、そこから数十メートルの全力疾走。そこから歩くを繰り返して簡易インターバルをしました。

すると、そこからまた足が動き出しました。

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これは推測でしかないのですが、インターバルをしたことで、体がエネルギー源を脂肪に切り替えたのではないかと考えています。理屈は分かりませんが、以前から脂肪をエネルギーにするには、それなりの負荷が必要だと感じていました。

インターバルで高負荷と低負荷を繰り返したことで、走るためのエネルギーがグリコーゲンではなく脂肪に切り替わった。だとしたら、エンプティ状態からの走れるようになったのも理解できます。

マラソンというのはとても面白い競技だと、今更ながら感じています。ただ走っていれば速くなるというわけではなく、きちんと理にかなったトレーニングをしなくてはいけません。

・スピードを出すための筋トレ
・姿勢を維持するための筋トレ
・長時間のランに耐えられるだけの筋持久力の向上
・心肺機能の強化
・無駄を削ぎ落とすための減量
・42.195kmを走り切るためのメンタル 

これらの1つだけを鍛えても速くなりません。スピードを出せるようになっても持久力が足りないと後半失速します。 メンタルが弱いと前半に飛ばしすぎたり、後半に心が折れたりします。

いまわたしが取り組んでいる心拍数も、学べば学ぶほど話が複雑になっていきます。心拍数を上げないようにするには、血液がサラサラして流れやすいことが求められます。でも、それだけでなく柔らかい血管も必要だそうです。

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そういうものはトレーニングというよりは、体質改善によって手に入れなくてはいけないのかもしれないと気づいたのがここ最近の出来事です。このためグルテンフリーを試しているわけです。

わたしは心拍数が他の人よりも上がりやすいと思っているので、血液が流れやすい体を手に入れたら、もうワンランク上の景色が見えるのではないかと感じています。

それと合わせてやっぱり体重です。161cmで53kgというのは速く走るには少し無理があります。本気で結果を出したいなら、50kgは切りたいとことです。

そういった要素を複合的に改善していけば、必ず結果が出るのがランニングの面白さでもあります。もちろん、それに合わせてリカバリーの考え方も重要ですが。

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こんなにも複雑なのに、いざ走り出すとやることは足を交互に下ろすだけ。いや、シューズによってはもう少し複雑な動かし方が必要ですが、基本は足を交互に下ろすだけ。

その動作に耐えられる体を作る。その動作で前に進む体を作る。これがマラソン。

サッカーの場合には、ゲーム中の想像力が求められます。刻々と変わっていく状況の中から最適なプレーを選んでいく。一見すると無駄に思えるような動きも駆け引きの中では必要になってきます。

マラソンにはそういう楽しさがありません。マラソンにはゲーム性がありません。

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でも、だからこそスタートラインに立つまでの準備が問われますし、才能だけでなく努力が求められます。わたしはそこがたまらなく好きです。

運悪くいいレースができないことはあっても、運よくいいレースができることはありません。ベストな準備をした者だけにベストなレースをする権利が与えられる。

今シーズンの終わりになって、その本質にようやくたどり着けたような気がします。2019−2020シーズンはわたしにとって、大きな飛躍のシーズンになる。根拠はありませんが、そんな気がします。

やるべきことが山積みですが、ひとつひとつ整理してしっかりとベストな準備をしようと思います。


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著者:岩渕 健輔
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