今更ながら腕振りについて考えてみる

  • 2019.09.10
  • (更新日:2019.09.09)
  • RUNNING
今更ながら腕振りについて考えてみる

わたしは基本的に、ランニングでの腕振りなんてなくてもいいと思ってる派です。少なくともフルマラソンを3時間30分くらいで走るなら、適当な腕振りでまったく問題ないと思います。

事実、わたしはここまで腕振りなんてどうでもいいと思ってやってきました。自然に振ればいいし、なんだったら振らない走り方を追求したときもありました。理屈でいえば状態がブレさえしなければ何でもOKなはずです。

でも、400mインターバルをトレーニングに入れるようになって、自分のスピードのなさに愕然としたところで、様々なアスリートのトレーニング方法や、実際の走りを何度も動画でチェックしました。

少なくとも、彼らが本気で走るときには意識して腕振りをしているように感じます。リラックスして走るときには、自然な腕振りになっています。もっとも、彼らのリラックスした走りがキロ3分とかだったりするわけですが。

だから、やっぱりフルマラソンを走るにあたっては、腕振りなんて必要ないわけです。フルマラソンは最初から最後までリラックスしていないと、42.195kmを走り切ることはできません。

一生懸命腕振りをしなくてはいけないペースでは、確実に潰れてしまいます。だからフルマラソンを走るときには、自然な腕振りでいいと思います。でも、トレーニングの中では、それよりも速いペースが求められることもあります。

例えばインターバルやペース走。

インターバルでスピードを上げるとなると、無意識の腕振りでは走りが安定しません。2〜3本程度ならなんとか気合で乗り切れます。でも10本走るとなると、状態がブレない安定したフォームが必要になります。

実際に昨日のインターバルでは、意識して腕振りを行いました。最初に気づいたのは上体がブレないということ。これまでの腕振りは、巻き込むような感じでおこなっていましたが、インターバルでは縦の振りを意識しました。

そうすることで巻き込みが発生しなくなり、上体から突っ込んでいくような感覚があります。この感覚を維持しながら、オーバーペースにならないように400mを駆け抜けていきます。

そうなってくると考えるのは足の動きだけです。地面を蹴るのか、押し出すのか。どこで接地するのがいいのか、足のことだけを考えていればいいので、とてもシンプルです。

走っているときの集中力もあります。1点だけを見つめて、走ることだけに集中できるので、走りながら多くの情報を得ることができます。

これまで、腕振りは推進力を生み出すものだと思っていました。実際にトップレベルだとそうなのかもしれません。腕振りと肩甲骨の連動。肩甲骨と脊柱起立筋の連動。そして腰と足との連動と、すべてが連動して推進力が生まれる。

でも、わたしが今回感じたのは推進力ではなく、ロスをなくすための腕振りです。それが正しいのかどうかは分かりませんが、少なくとも今のわたしがインターバルを走り切るには縦方向の腕振りが必要です。

そして、この腕振りを走りに取り入れるのであれば、かなりじっくりと取り組まなくてはいけません。今まで完全に無視していた分野なので、無意識にできるようになるには、かなりの時間がかかります。

こういうのは、やはり陸上経験者のほうが有利ですね。基本ができているというのはこういう部分で差が出てくるのでしょう。素人のわたしは基本ができていないから、試行錯誤でようやく必要性に気付けるわけです。

でも、陸上経験者はあたり前のこととして習うわけです。毎日それを繰り返して習得するわけです。若くて吸収力がある時代に。六十の手習いなんてことを言いますが、スポーツに関しては若いうちに基礎をつけるのは大事です。

ただ、それをグチってもわたしが速くなるわけではないので、わたしは自分ができることとして、自分なりに正しい腕の使い方を追求していくしかありません。幸いなことに、学ぶ題材には事欠かない時代です。

何が正解かなんて分かりませんが、試行錯誤こそがわたしの得意分野でもありますので、楽しみながら1秒を削っていこうと思います。



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