【完走レポート】「第6回 はが路ふれあいマラソン」

【完走レポート】「第6回 はが路ふれあいマラソン」

マラソン大会で初めて「RUNNING STREET 365 読んでます」と声をかけていただきました。小さなサイトでも、気持ちを込めて情報発信をしていればメディアとして認められるということと、サブ3に挑戦するということは注目される内容なのだと再確認しました。

ただ、今回のはが路ふれあいマラソンはいい走りができたかというと、まったくもってそういうわけではなく、自分が凡人である現実を叩きつけられるレースとなってしまいました。

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前日にのんびりのはずが2万歩以上を記録

前回の花蓮太平洋縦谷マラソンの失敗として、コンディションを整えられなかったこともあって、今回はできるだけ早めにホテルに入って、のんびりしようと思ってたのですが、カスタマイズしたワークマンのシューズのチューニングのために軽く走ったのあって、寝る前に活動量計を見たら2.2万歩。

わたしは毎日19kmくらい走っていますが、それと同じくらい歩いていたことになります。基本的に電車移動でしたが、真岡で買い物などがあり、ホテルのチェックイン時間まで過ごすのに少し離れたマクドナルドまで歩いたのも余計でした。

そもそも花蓮太平洋縦谷マラソンの疲労もあります。一般的にマラソンの疲労回復には1マイルで1日かかると言われています。フルマラソンは約26マイルですので、回復するのには4週間かかることになります。

ジョグではそこそこ走れていましたが、体の芯には疲労が残っているはず。だからのんびりしようとしたわけですが、性格上それが難しいことがよくわかりました。マラソン前日は、家から1歩も出ないくらいの気持ちが必要かもしれません。

大会会場へは真岡駅からシャトルバス

起床は6時30分。はが路ふれあいマラソンのスタートが9時33分ですので、3時間前起床と朝ごはんというプランです。ビジネスホテルということもあり、朝ごはんがついていました。温かいご飯とお味噌汁がありがたい。

配膳のおばちゃんが「フルマラソンなんてすごい」と言ってましたが、5時半に家を出て、早朝からホテルで働いているおばちゃんのほうが、よっぽどすごいんですが……

おばちゃんいわく「このあたりは捨てるほどいちごが採れる」とのこと。栃木はトチオトメで有名ですが、そこまでいちごが採れるイメージはありませんでしたが「捨てるほど」に関しては、後ほど実感することになります。

大会会場は芳賀町にある井頭公園。真岡駅からはシャトルバスで15分です。宇都宮駅からもシャトルバスが出ていますが、こちらは40分もかかるのだとか。そんな距離を送迎に行くって、ちょっとすごくないですか?

バス停に到着したのが8時でしたが、かなりの冷え込みなのに、スタッフが笑顔で誘導してくれて、それだけでどれだけ素敵な大会なのかが伝わってきます。

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居心地のいい大会会場でゆっくり準備

着替えと荷物預けは井頭公園にあるプールの更衣室を使います。更衣室の入り口で100円を配っていて、それをコインロッカー代に使うとのこと。なんて効率的なんでしょう。自腹だと鍵をかけない人が出てくるので、荷物管理上問題がありますが、100円を配ればちゃんと鍵をかけてくれるわけです。

ただ、100円が惜しかったのか鍵をかけてない人が数名いましたが。こういうところはランナーそれぞれの品格の問題なので、とやかく言うつもりはありません。でも良い大会というのは運営だけが作るのではなく、参加するランナーの協力も必要です。

更衣室はやや混雑しますが、夏のプールの更衣室をイメージしてもらえれば、わかりやすいかと思います。着替え終わったら人がはけるので、ストレスになるほどではありません。しかも着替え終わったら広々とした空間で自由にアップできます。

はが路ふれあいマラソンは2500人の参加者しかいないのに、1万人入れるプールが目の前にあり、さらには広場も散策路もあります。どこでも走れるので人が分散しやすく、自分のペースで体を温めることができました。仮設トイレもそれほど待つ必要がありませんし、公園内にはかなりの数のトイレがあります。

空間が広々としているので、気持ちに余裕が生まれて、リラックスした状態でゆっくりと準備できる。ここまではかなり順調でした。

スタートから10kmで足が終わる

今回のミッションは2つありました。

  • はが路ふれあいマラソンの魅力を調べる
  • カスタマイズしたワークマンシューズのテスト

エントリーしたときには、5時間くらいかけて走ろうと思っていました。花蓮太平洋縦谷マラソンで全力で走り、はが路ふれあいマラソンはRUNNING STREET 365で魅力を伝えるために走るという想定。

ですので、カメラを持って走るのが必須でした。これはいつもの取材スタイルですが、右手に500g程度のおもりをつけて走ることになります。もちろん、写真も撮りながらなので、あまりタイムは期待できません。

ただし、合わせて自分でカスタマイズしたワークマンシューズのテストも兼ねていましたので、それなりに真面目に走らなくてはいけません。カスタマイズの内容については、RUNNING STREET 365で近いうちに報告します。

前日のテストランではいい感じに仕上がっていたので、あわよくば花蓮太平洋縦谷マラソンで履いたアディゼロジャパン5の記録に迫るのではないかと期待していました。ネタ的にはそうなると面白くなりますし。

でも、スタート直後はいい感じに体がキレていましたが、徐々に足取りが重くなります。そしてまさかの10kmで足が終わってしまいました。電動アシスト付自転車のバッテリーが切れたような状態です。ここからはただひたすらに耐えるしかありません。

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沿道からもらえるパワーで32kmを乗り切る

10kmで足が終わったとはいえ、いきなりエンプティになるわけではありませんので、ごまかしながら前に進みます。前方のランナーを一気に追い抜く余裕はありませんが、コツコツと差を詰めては抜いていくというのを繰り返します。

それでも残り32kmというのは長いのですが、あちこちで地元の人たちが応援してくれるので、それに支えられて失速幅をなんとか抑えることができました。とにかく大きな声で「がんばって」と声をかけてくれます。小さな子どもの全力声援に何度助けられたでしょう。

カスタマイズしたワークマンシューズも、良かったかもしれません。うまく乗れたときには、むだのない走りになります。これはアディゼロジャパン5でも同じことがありましたが、アディゼロジャパン5を意識したカスタマイズをしたので、当然の結果というかいいテストにはなりました。

うまく乗れないのは、わたしの筋力不足もあるのでしょう。走り方を改善したものの、まだ1ヶ月も経っていませんので、筋肉がまったくついてきていないので、きれいに走れてもそれを維持し続けることができません。これが愛媛マラソンに向けての課題のひとつになります。

ちなみに、今回は時計を持っていませんので細かなペースを把握していません。「最後まで走りきれるペース」をだけを意識して、あとは体に任せて走っています。

おしるこエイドをスルーしてしまう事件

足が重たくて「もういいんじゃないか」と何度も思いましたが、この苦しさもトレーニングだと自分に言い聞かせて前に進みます。ただ、何も目標がないと頑張れないので、3時間20分を設定タイムにしました。時計がないので、あまり意味をなしませんが。

こうなると、がむしゃらモードになってしまい、視野が狭くなるのがわたしのよくないところ。本来の目的である「はが路ふれあいマラソンの魅力を伝える」が「3時間20分完走」という目標に押し出されてしまいました。

そして、途中でおしるこエイドがあったにも関わらず「おしるこが熱かったら、すぐに飲めずにロスする」という考えが頭をよぎり、なんとそのエイドをスルーしてしまいました。本末転倒とはこのこと。

スルーしてから、ずっと「やらかした」気持ちを引きずってしまいました。

スルーしたときは軽い気持ちだったのですが、おしるこに関しての情報発信をするチャンスを逃したことが心に引っかかったわけです。その気持に気づいたとき、自分はアスリートではなくジャーナリストなんだなと気づきました。

速く走ることも好きですが、それ以上に「伝える」が自分の軸にある。伝えるチャンスを逃すというのは、些細なことでも納得できない自分がいます。やはり中途半端は1番よくなくて、「伝える」レースと「勝負する」レースは明確に分けてスタートラインに立つべきだと気づく結果に。

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3時間19分10秒

後半はかなりきつくて、足も動いていませんでしたが、残り2キロは集中力を高めて、なんとか3時間19分10秒で完走しました。カメラを持って走った中ではベストタイムかもしれませんが、わたしが欲しかったのはタイムではありません。

ただ、速く走ったことで見えた景色もあります。マラソンはゆっくり走った人にしか見えない景色があり、速く走った人にしか見えない景色もあります。サブ3.5の少し前の世界で走ることで見えたものは、そう悪いものではありませんでした。

このレベルのランナーは、ほとんど全員がランニングを真剣に取り組んでいる人たちです。そういう人たちの走りを見ることができましたし、並走することで感じられるものもありました。それらがサブ3を狙う上で刺激になりました。

この人たちの上をいかないとサブ3には届かない。それはプレッシャーでもあり、自分にとっていい意味での危機感になったので、このペースで走ったことに後悔はありません。なので、さっさとサブ3を達成させて、はが路ふれあいマラソンに戻ってきたときには時間いっぱい使って楽しみます。

大きな気付きと収穫のあった1日。やっぱりマラソン大会って楽しいな。

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