TAMAハーフマラソン完走記〜走りをコントロールするということ〜

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東西対立東海道ウルトラマラソンで左足裏と右アキレス腱を痛めてしまい、ここまでの10日間はほぼ休養に当ててきました。徐々に回復傾向にはあったものの、前日のランレコード練習会での12kmが足にダメージを残します。

朝起きたときには、これはいけるかなという感覚でしたが、アパートから鶴巻温泉までの500mは左足を引きずるようにしか歩けません。足裏のアーチがまったくない状態。

電車移動の間、アーチを取り戻すためにあれこれアプローチした結果、二子玉川駅に着いたときには、歩くだけなら痛みはないくらいにまで回復していました。

ただ、今回走るのはハーフマラソン。わたしの予想は10kmくらいでのリタイアでした。

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ですので、家を出るときには「行く必要があるのだろうか?」と自分に問いかけます。取材という名目もあるので、とりあえず会場の多摩川河川敷には向かいましたが、完走できる気配はありません。

走ってみたら意外といけたという状態を期待して、軽くアップをします。ただ、アップでNGとなるのは避けたいので、軽くジョグで流し、スクワットで体を温めます。

極寒。

この日はまさにその2文字に尽きました。レース序盤から雪が舞い、最終的には冷たい小雨が気力と体温を一緒に奪うようなコンディション。

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TAMAハーフマラソンはとても小さな大会で、ハーフマラソンでも150人程度の参加者数。スタートの列は図らずも2列目という好位置でしたが、序盤は控えめに入ります。

ただし、この日は記録のためにGARMINのGPSのランニングウォッチを付けていましたが、表示は一切チェックしませんでした。ペースで走るのではなく感覚で走ることを大事にしたかったので。

スタートしてすぐに判断したことは、左足が使いものにならないということでした。足を置いてくることはできても、それ以上のことは何もできません。

左足は添えるだけにして、右足1本で走るような感じになります。2つあるエンジンのうちの1つが使えないわけですから、スピードは期待できません。しかも肝心の右足も寒さと荒い路面に適応できず、必要以上に力が入っています。

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スタートしてそこそこいい位置にいましたが、1km走ったところでペースダウン。こんなに無駄な力が入っていて21kmも走れるわけがありません。

体全体の力を抜いて仕切り直し。

この間にキロ4分30秒のペースランナーに抜かれました。キロ4分45秒のペースランナーは後方ですので、おそらくキロ4分35秒〜40秒の間で走っていると推定。ただ、ペースは大事ではありません。

左足を守りながらも、フォームがおかしくならないように気をつけます。左足をかばって右足をケガするというのが最悪のシナリオ。幸い、右足の無駄な力が抜けたことで、アキレス腱痛の心配もありません。

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ただ、6kmでの折返しで向かい風になり、しかも微妙な上り傾向。ペースがかなり落ちた感覚がありました。後でチェックしてみると、キロ4分40秒台まで落ちています。

スピードに乗り切れないのは左足だけが原因ではなさそうです。どうやらわたしの走り方は、路面が荒れている場合や土の場合には適していないようです。接地が安定せず、しっかり体重をかけられないので、体をバネのように使うことができません。

そしてもうひとつ。ずっと気にしていたことがありました。カーフカバーは走りを阻害するということ。

これはRUNNING STREET 365の記事にも書きましたが、ふくらはぎの筋肉をカーフカバー(記事はタイツ)で圧迫することで、ふくらはぎの自然なポンプ効果が消されてしまうという可能性。

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実は東西対立東海道ウルトラマラソンのときも、寒さ対策でカーフカバーをしていました。ところが、20kmも走らないうちにふくらはぎに痛みがあり、これはおかしいと思って脱いでいます。

そこからはトラブルがありませんでしたので、おそらくカーフカバーが悪さをしていたのでしょう。

このため、今回もカーフカバーなしにしたかったのですが、雪が降るような気温です。寒さに負けてカーフカバーを履いたのが失敗でした。11kmまで走ったところで、カーフカバーを足首まで下ろします。

すると、これまで抑圧されていたストレスが開放されたのか、走りが一気に軽くなります。とはいえ、オーバーペースは左足を壊しかねないので、自重はしています。

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それでも15〜16kmまでがこの日の最速ラップの4分23秒。後ろからスタートした30kmの部、キロ4分15秒のペースランナーに抜かれるものの、それほど差が開かないと感じていましたが、悪くない走りをしていたようです。

ここまで悪いなりにも、うまく走りをコントロールできていることに満足していました。このペースで走れば、キロ4分45秒のペースランナーには追いつかれることもなさそうです。

完走も危ういと思っていたわけですから、我ながらよくできたと思った矢先にやらかしました。

左足を盛大に挫いてしまいました。あまりの痛みに大声を出してしまいましたが、そこでまず思い浮かんだのは知らず知らずのうちに左足をかばっていたということ。

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そして、そのことに対する怒りが湧いてきます。左足を使って走れないことは仕方ありません。タイムが悪いのだってこの日ばかりは受け入れます。でも、痛みから逃げていたという事実は受け入れるわけにはいきません。

痛みから逃げるくらいなら、最初からスタートラインに立つべきではない。

18kmをきちんとコントロールして走りましたが、残り3kmは怒りの感情を抑えることができず。幸いわたしは足を挫いたくらいでは足首の捻挫をしません。痛みはあっても悪化はしないと判断し、そこからは感情に任せて左足を使います。

最後の3kmは4分25秒、4分33秒、4分33秒。怒りに任せて走った1kmは結果的に失速しましたが、それでも4分33秒だってこの日の平均ラップを上回るペースです。

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1時間36分24秒(AVG:4分34秒)

昨年の千葉マリンマラソンよりも6分も遅いタイムですが、片肺運転だと思えば妥当なところです。そして、これによって、愛媛マラソンでのペースが決まりました。4分30秒前後といったところでしょうか。

愛媛マラソンは時計もしない可能性がありますので、実際には感覚で走ることになりますが。

ここからスピード練習を入れるので、もう少し速くなるかもしれませんが、奇跡のレベルアップを期待するほど経験の浅いランナーでもありません。むしろ、4分30秒のペースで走りきり、3月の南横ウルトラマラソンにつなげたいなと。

42.195kmをそのペースで走り切ることができれば、南横ウルトラマラソンの60kmもそこそこ期待できます。

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やや強引に出走したTAMAハーフマラソンですが、結果以外では得るものがありました。片肺運転でもキロ4分34秒。荒い路面や土の路面が苦手だということ。カーフカバーは向いていない。

そして、自分が圧倒的に寒さに弱いということです。

そういうことを愛媛マラソンにどう活かすのかというのが次の課題。同じミスを何度も繰り返せるほど、わたしには時間が残されていません。まずは足の回復を目指して、最高のコンディションで愛媛マラソン当日を迎えます。


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著者:大原彩奨
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