一番びっくりしたのは、北海公園でお互い背中越しの姿勢で「日本人ですか?」と小さな声で聞かれたこと。学生ぐらいの女の子。もしかして、運命の出会い?なんて思ったけど、彼氏と一緒でした…いや、それはどうでもいい。彼女の日本語がかなり流暢だったのと、周りに聞こえないように話しかけてきたことに驚いたというか考えさせられた。日本語を学んだんだろうから、日中関係についてはわかってるはず。その感覚でおおっぴらに日本語を使わない方がいいと思わざるをえない現状。
日中のほとんどの時間は故宮と北海公園観光。故宮は初めての北京だったときに連れてきてもらってから行ってない。当時は知識ゼロだったけど、今回は少し学んでるから感慨深いものがある。全部みるには時間がかかりすぎるから、蒼穹の昴で読んだところ中心に歩いてみる。それでも3時間以上歩いたよ。とにかく広い。でも広いわりにはいろんなものが小さいというか効率的なサイズで面白い。清の時代の人は小さかったのかなぁ。そういえばラストエンペラー溥儀も小柄よね。
これから中国がどんどん発展して、三里屯に来れるようになる中国人が増えるかというとそういうことはないようにも思える。確かに中流階級は増えていくんだろうけど、お金持ちはさらなるお金持ちになる。しかもそれは家で引き継いで行く。豊かな人だけが一方的にさらに豊かになる。それがいまの北京じゃないかな。もっともおいら的にも三里屯は居心地が悪いので、今後むやみに近寄らないようにするよ。三里屯ビレッジはまだまだ開発途中みたいなので完成したらもう一度くらい行ってもいいけどさ。