全面的に好きというわけじゃないけど、富山についてもっと深く知りたい

何事も自分の目で見ることは大切ですね。能登までは行くことはできませんが、せめてその近くまでということで、被災地でもある富山まで行き、ブリを目的に観光気分で氷見に乗り込んだわけです。そしたら町の中心部に近いところに、倒壊した家があるわけです。

倒壊していなくても「危険」の張り紙がされていたりして、完全にそこは地震の被害を受けていて、軽く足を踏み入れていい場所ではありませんでした。そして、想像せずにはいられませんでした。もっと被害があったであろう珠洲や能登のことを。

それはもう絶望的でもあり、ただそこで暮らしている人がいるわけです。こんなにも冷たい空気の中で。それ以上は想像することもできませんでした。いろいろ落ち着いたら、やっぱり能登半島まで行かなきゃいけませんね。自然災害の脅威を知るために。

ただ、それとは別にして、氷見はとてもいいところでした。荒々しい日本海が目の前にあり、晴れていればアルプスの山々が一望でき、美味しい魚料理があります。日本酒もあって、温泉まであるから足りないものは何もありません。

氷見から雨晴まで走って移動したので、氷見で買い物ができませんでしたが、次に行くときは氷見をゴールにすべきですね。もっと暖かくなったら富山から氷見まで走って、温泉で汗を流してから、魚料理と日本酒で気持ちよくなる。最高の1日になりそうです。

こういうのも行ってみないとわからないものです。Googleマップでほぼすべての道が見えますが、ディスプレイからは伝わってこない空気感があります。これまで富山にはそれほどいいイメージがなかったのですが、ここも好きかもしれません。

確信を持てないのは、富山の日本酒がことごとく自分に合わないから。どの日本酒も共通して合わない感じがあります。他の食べ物と合わせようとしても、味が広がらないというか、日本酒だけで完結するんです。新潟なんかはどれを飲んでも、ふわっと広がっていくのに。

日本酒にあまり詳しくないので、あくまでも推測でしかありませんが、富山は水が強すぎるのかもしれません。富山はあちこちに湧水があり、きれいな水が簡単に手に入ります。そしてそれが旨いわけですが、日本酒の水としては個性が強すぎるとか。

もっとも私がそう感じているだけで、富山の日本酒が好きだという人もいますし、あくまでも好みの範囲の話です。そして、まだ飲んだことのある日本酒が限られているので、自分に合わないと決めつけるのは早すぎます。せめてすべての酒蔵の日本酒を飲むまでは結論を出すのは避けておきます。

仮に日本酒が合わなくても、それが富山を好きにならない理由にはなりません。でも、それは文化が合わないことを意味するとも言えます。阪神タイガースが苦手なのに大阪に住むというくらい、日本酒が合わないのに富山に遊びに行くというのは無理があります。

でもきっと1つくらい好きな日本酒があるはずです。おそらく今までの経験に基づいて選ばないことが大切な気がします。私は純米酒が好きですが、純米酒でないほうが富山の日本酒は旨い可能性もあります。他にもフルーティーなものとかもいいかもしれません。

それを確かめるために富山に来るというのでもいいかもしれません。少なくとも金沢よりは富山のほうが私には合っていて、居心地の良さがあります。小さな街づくりをしているのもいいですね。海老名から5,000円で来れるわけですから、天気のいい日を狙ってサクッと行ってこようと思います。

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