「熊野の清水」さらさら感の残る弘法の霊泉

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訪問日:2006年8月27日

千葉には高い山がありません。最高峰は標高408mの愛宕山ということなので、おいしい水は高い山が必須だと思っているおいらにとって、ちょっと意外な名水が千葉にあります。熊野の清水(ゆやのしみず)は鶴ヶ岡八幡宮直営の湯治場として栄えた歴史があり、その当時呼ばれていた湯谷が熊野になったそうです。ここも弘法大師が法力により水を出したとのことですが、日本中にその手の話があるので事実はどうだかわかりません。ただ、弘法大師・空海は地質学者でもあったので水脈を見つけるのはお手のものだったそうです。

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さて、この熊野の清水はなかなか不便なところにあります。房総半島のど真ん中より少し太平洋よりに位置し、よほどの物好きでもなければここまで足を運ぶ人もいないかと思います。しかも、現在は大腸菌が検出されて煮沸しなければ飲めないということなので、地元民でもそれほどありがたがって来るような場所でもないのかもしれません。

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それでも放置されているわけではなく、それなりに観光地としてきちんと整備されています。駐車場も整備されていますし、食事処もあります。かといって大々的に盛り上げようというわけでもなく、よい感じのあり方をしている感じがします。放置されすぎていると悲しくなりますが、大々的に話題にされるとそれはそれで悲しいという人間のわがまま。

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もっとも大々的に話題にするほどすごいものではないというのがおいらの感想です。一度行けばもういいかなといったレベル。そう言いながら実は訪問は2回しています。近くまで行ったなら寄ってみようかなというぐらいの気持ちにはなります。水はそれほどでもないにしても、場の空気感はやはり名水の名にふさわしいものがあります。

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水はさらさらとした感じがします。水の中にかなり細かい砂の粒子が入っているのでしょうか。いつまでも口の中に粒子の感覚が残ってしまいます。煮沸せずに数口飲みましたが、味は甘みがあって美味しい。ただ、やはり煮沸が必要なのと口に残るさらさら感が気になります。高い山でろ過されたわけではないというのが影響しているのかもしれません。地下水が湧き出ているのかもしれません。

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特別すごいものがあるわけでもなく、本当に近くに行ったら一度は行ってみたらよいかと思います。おいらはゴルフをしないのですが、ゴルフ好きであれば何度もこの近くのコースでラウンドしているかもしれません。ゴルフでも他のスポーツでも観光でも、もし房総半島の真ん中あたりに行くことがあれば思い出してください。


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所在地:千葉県長生郡長南町佐坪2388
アクセス:千葉県道147号線沿
環境庁選定名水百選:熊野の清水

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