ガジェットゴコロをくすぐる製品がオリンパスから発表された。『OLYMPUS AIR A01』かなり挑戦的なデジカメだ。デジカメだけれどもスマホがないと使えない。ソニーから発売されているQXシリーズによく似ているが、コンセプトが違う。みんなで作り上げていくカメラ。それが『OLYMPUS AIR A01』だ。
カメラとしてはマイクロフォーサーズなので、写りはかなり期待できる。しかもマイクロフォーサーズのレンズを利用できる。というか利用しなくてはいけない。シャッター以外の操作をスマホで行うイメージになる。何がすごいって、オープンプラットフォームなのだ。
簡単にいえばアプリも周辺機器も自由自在に作れるということになる。操作はスマホのアプリで行うのだが、基本アプリはあるとして、アプリ制作を出来る人は自由にアプリを作れる環境が整っているのだ。それとは別にカメラの3Dデータも公表されていて、3Dプリンタなんかで自由にアクセサリを作れる。
たぶん、今回は失敗すると思う。オリンパスだし。しかも日本だけで発売されることを考えるとうまくいかなくてもいいという考えなんだろう。ちょっと面白いことやってみようよというノリが最近のガジェットには見られなかったので、それだけでオリンパスのイメージがちょっと変わってくる。
すごいことにこのカメラ、価格も挑戦的で税込み36,504円で買えてしまう。液晶がスマホで置き換えられるとはいえ、マイクロフォーサーズのカメラが新品でこの価格で買えてしまうのだ。直販のみなのでおそらく値下がりはしないのは残念だが、値下がりしないなら買いたい時が買いどきだ。
147gと軽量なのもいい。荷物を減らしたい旅行なんかに最高にいい。もしかしたらマラソン大会も走りながらこのカメラで撮影なんかできちゃう気がする。もちろんレンズが付けばそれだけ重くなるのだけれども、走りながら撮影することのあるわたしにしてみれば、これはちょっと興味をそそられる。
動画を見てもらえればわかるけど、自撮りもレンズによっては綺麗に撮れそうな感じがする。自由度がすばらしく高いカメラだ。わたしはファインダーを覗くのが好きなのでE-M10はそれはそれで必要なのだが、もう少しお手軽な高画質カメラという意味でこれを手にしたい。
ただ、最大の問題はわたしがスマホを持っていないということだ。うん、SIMフリーのiPhoneを買ったらこれも買うことにしよう。そして、このカメラとスマホだけを持って旅をするのだ。荷物は最小限でいい。何も背負わない旅をしたいとき、一緒に連れて行くためのカメラ。
発売は3月6日。個人的財布の事情で買うのは先になるが、これを手に万里の長城マラソンを走るといい写真を撮りまくれる。飛騨高山と隠岐ウルトラには間に合うかな。久々にワクワクするガジェットの登場だ。オリンパスさん、間違ってわが家に送りつけてくれないかな…
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