先日、Yahoo!ニュースからこのブログへのリンクがあり、一瞬でサーバーが落ちてしまったというトラブルがありました。以前に書いたNAHAマラソンの最終関門に関する記事へのリンクで、最終的には1万PV以上ありました。
やっぱり大手サイトは影響力が半端ないなと思いつつ、ブログにアクセスできずに連絡してくれた人もちらほら。今は基本的にTwitterにもFacebookにもリンクを貼っておらず、アクセス数も半分くらいに落ちましたが、意外とみんな読んでくれているのだなと。
ありがたいことです。
わたしは有名人なわけではありませんし、ごく普通の人の書いているブログですので、こうやって大手からリンクを貼ってもらえたりするわけです。継続は力なりといいますが、まさにそれを実感しています。
ところが、昨日のRUNNING STREET 365の記事「ワークマンの980円ランニングシューズでフルマラソンを走ってみた」も思った以上の反響があり、こちらも1万PVくらいあります。
RUNNING STREET 365は、ある程度大きくなるサイトを想定してサーバーを借りているので、これくらいのアクセスでは落ちることがないので安心です。
こうやって1年に1回くらいバズることがあって、物書きの面白さを実感させてもらっています。普段請けている仕事はどこで使われているかも分からず、当然アクセス数も不明です。
それで文章へのモチベーションが落ちるということはありませんが、こうやってアクセスが多くなると、情報を発信しているんだなということを肌で感じることができます。
ある程度、バズる記事というのは分かっています。ただ、わたしの場合はバズらせるのが目的で情報発信をしているわけではなく、たった1人でもその情報を必要としている人に届けばいいなと思って書いています。
だからRUNNING STREET 365では自分が魅力を感じた商品を紹介しますし、出てみたいなと思う大会を紹介しています。このブログは……誰に届けるつもりもなく、ただ日々に思ったことを書いているだけです。
裸足のことやコアなランニングのことはRUNNING STREET 365の記事にそぐわないので、こっちに書いていますが、要するにこのブログは制約がまったくないわけです。SNSとも切り離したので周りに気を使うこともありません。
この国ではいつの間にか表現の自由というのが認められなくなってきました。
何かを批判するにしても、批判される側の立場になって言葉を選ぶ必要があります。できるだけ相手を傷つけないような表現を探し出して文章にしていくわけです。
そうでもしないと、この程度のブログでさえ炎上する可能性があります。
もちろん炎上したからと言って、どうというわけではありません。自分の旗色をはっきりとして、権力に立ち向かう人をかっこいいと思いますし、そういう人の文章はキレがあって面白いのも事実です。
でも、それはわたしのスタンスではありません。そして、そういうキレのある文章を書く人は、ブログが長くは続きません。長く続くには、わたしのように毒にも薬にもならないくらいがちょうどいいんです。
そして、毒にも薬にもならない文章でも、内容がしっかりとしていれば読んでくれる人がいるわけです。面白かったと喜んでくれる人もいます。
できることなら毎回そのクオリティを維持したいところですが、物書きを生業にし始めてまだ3年ちょっとですから、そんなにうまくいくわけがありません。
今は文章をていねいに書くこと。眼の前で起きたことに対して、分かりやすく伝えること。これだけを心がけて、浮かれることなく文字を綴っていきたいと思います。
今日も一つひとつていねいに。
今日の一枚
東京愛宕神社の出世の階段 – 東京坂道ランにて
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