万里の長城マラソン日本事務局の仕事で、多くの人に受付票などをメールしているのですが、日本事務局からのメールがhotmailやoutlookメールで受け取れないことが多々あることが分かりました。
迷惑メールに引っかかっているのではなく、根本的に届いていないという。
どうやらこれは昔からある問題らしく「そんなことあるわけがない」と思っていましたが、そんなわけがあったわけです。迷惑メール対策のようですが、送ったメールが届かないとなると、そもそもメールの役割を果たしていないわけで。
もうメールで個人間のやりとりをする時代でもなく、広告ばっかり送られてくるわけですから、きっと大会の連絡などもメール以外の方法も考えなくてはいけないかもしれません。
きっと5年後にはメールはチャットツールにとって変わられているかと思います。大事な連絡が届かない可能性があるわけですので。今回はiCloudでもGmailでも届かないというのもあり、ずっとメールに振り回された感じがあります。
LINEでの申込みや、やり取りができるようになったほうがいいのかなと思ったり。
対策はいくらでもあります。でもどれも手間がかかります。とはいえ来年以降も同じことが起こるわけです。きっと、喉元過ぎて忘れてしまうのでしょうが。
問題なのは、多くの人が「メールは届くものだ」と思い込んでいるということです。でも、現実は届かないメールがあります。そして、送った側は届いたと思っているわけです。
仕事でGmailやhotmailのようなフリーメールを使っている人はいないかと思いますが、今回は会社のアドレスにすら届かないということも。
すべては世の中に増えているスパムメールが悪いんですが、スパムメールは自分で自分の居場所を失うようなことをしているわけで、それもちょっとおかしなことになっています。
便利なものでも悪用する人がいる以上、こうやって廃れていくのかもしれません。そして、わたしはきっとこれまでに何通ものメールを受信できていなかったりするのでしょう。
いつの間にか縁遠くなった、あの人もメールが届いていない可能性もあるわけで……クリスマスイブにデートの約束をすっぽかされたのも、きっとメールが届いて……いやなんでもない。
届かないメールでショートストーリーがひとつ作れそうな気がします。
でも、やっぱりもうメールの時代ではないので、若い人はピンと来ないでしょうね。とはいえ、物書きの端くれとしては「届かないメールもあるよ」というのは伝えなきゃいけないような気もしています。
キャリアメールはほとんど使われてない状態ですし、時代はどんどん変わっていくんですね。
万里の長城マラソンも新しい流れに乗るべきなのか。それとも使いづらいことを分かっていて、この場に留まり続けるべきか。ここまで面倒だと、受付票を郵送したほうがいいような気もしてきました。
どんどん時代に逆行する流れ。
そうは言ってもhotmailにメールを送れないという事実は動きません。「受付票が届いてないんですけど!」という連絡にビクビクしなくても済む方法をあれこれ考えてみようと思います。
もうスマホの時代なのだから、スマホチケットみたいな感じになればいいのかな。でも、そのチケットを受け取るための連絡をメールでしなくてはいけないわけで…あぁ泥沼。
とりあえず、これを読んだ方は「メールは届かないこともある」と覚えておいてください。ただ、デートの返事が来ないときは……察してください。
著者:中川路 亜紀
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