制限がある中で工夫するからこそ面白い【思考停止をしないこと】

昨日からランニングをしないで、自宅でトレーニングという方針に切り替えました。自粛ということですが、他の人も自粛すべきとは言いません。先日のブログでSNSにアップしないほうがいいという話はしましたが、過度なトレーニングでなければ、運動は免疫力を高めますし、ストレス解消にもなります。

わたしが走らないのは示しがつかないというだけのことで、立場の問題です。ここから深刻化が進んだときに「そういえば裸足のあの人は前から自宅トレーニングって言ってたな」と思い出してもらい、「自分も切り替えるか」という思考になってくれればいかなと。

ただ走らないトレーニングにひとつ不安がありました。新しく取り組んでいる走り方が固まらないうちに走るのをやめたら元の木阿弥になってしまうのではないかと。でもそれは杞憂に終わりました。

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走らないことで得られるものがあるという確信

わたしがいま取り組んでいることは、いずれきちんと説明しますが、簡単に言えば「正しい位置に膝を持っていこう」というものです。これに気づいたのが山を走っているときで、膝が正しい位置に置いて走ることができれば、世の中から膝痛で悩むランナーがいなくなるのではと考えています。

自分自身では確信に近いのですが、大事なのは自分ができるということではなく、それを言葉で伝えたり、練習会でレクチャーしたりできることです。自分で言うのはあれですが、わたしは体の感覚がそこそこ良いので「こうすればいい」と頭で理解して、それを体に反映させることができます。

伊達に10年もピラティスをしていません。学生時代のわたしは運動音痴の運動部員という救われない存在でしたが、ピラティスを学んで5年くらいしたところで、体が思ったように反応してくれるようになりました。その結果、最近は初めてのスポーツでもそこそこできたりします。

何をするときも基本の姿勢は同じなので。

そんな自分の自慢はいいのですが、「正しい位置」があることに気づいてからは、どうすればその位置を各自が理解できるか。そして、それを維持するには何が必要なのかを考えてトレーニングをしてきました。

そして、昨日はランニングではなくスクワットを行いましたが、想像以上に安定感がかなり増しているのを実感し、やりたいことは間違ってないし、むしろ走れないから正しい膝の位置になるカラダづくりができる気がしています。

苦しくても立ち止まらず前へ

膝の位置の話はいずれします。大事なのはどんな状況にあっても前を向いていれば何か見つかるということです。外に出られないからといって、下を向いていたのでは何も得ることができません。小銭が落ちてたら見つかるかもですが。

同じ厳しい状況に置かれて、そこから這い上がってくる人もいれば、そこで沈んでしまう人もいます。運も影響しますが、やはりポジティブに前を向く人ほど這い上がってきます。心理学には疎いのでエビデンスはなく感覚ですが。

もうひとつ這い上がれるタイプの人がいます。それが怒りをエネルギーに変えられる人です。このタイプは本当に強くて、どれだけ叩かれても這い上がってきます。ピンチになればなるほど力を発揮します。ただ、人間として好きになれないので個人的には怒りをエネルギーにするのはおすすめしません。

それよりも、いま置かれた状況でやれることを、「なんとかなるさ」と一つひとつ積み重ねていくのがわたしのスタイル。そうやって積み重ねていることを見てくれる人がいますし、諦めずに継続すれば何かを手にすることができます。自分が欲しかったものとは違うことが多々ありますが。

立ち止まらないこと、下がらないこと。前に進むこと。

やることはとてもシンプルです。おそらく今回の新型コロナウイルスに対して、思考停止になっている人がいます。このようなトラブルになる前の生活がいずれ戻ってくると思って、その場で嵐が去るのを待つつもりなのでしょう。

でも、嵐が去らない可能性があります。むしろまだ序章であることすら考えられます。そういう状況で小さくても光を見つけたいなら、前に進むことです。そうすればどんなできごとだってチャンスに変えられます。

制限があるから面白い

もしドラクエやスーパーマリオが誰でも簡単にクリアできるゲームなら、あんなにも流行らなかったでしょう。難易度があり、それをクリアするから面白いのであって、なんでも上手くいくゲームなんて半日で飽きます。

大人になると、それなりになんでも思い通りになりますが、思い通りにならない状況、制限があるからこそ悩んで工夫する。わたしは何かを達成できるかどうかよりも、そこに喜びを感じるタイプなので困難は嫌いではありません。

決してMというわけでは……

でも制限があるから面白いというのはどんなことにだって共通します。最初は上手く走れないところから成長するからランニングは面白い。足裏が痛くなって走れなくなるから裸足ランニングは面白い。わたしたちはそうやって成長してきたじゃないですか。

今できることを見つけましょうよ。1日くらいダラダラ過ごしてもいいですが、明日からは全力で何かに取り組む。自分に足りないことに取り組むのでもいいですし、新しいことに挑戦するのもいいでしょう。

いまは人間力が試されている

ニュースなどで「不要不急」の基準がわからないと、何をしていいかわからないと言う人がいましたが、これまでよく生きてこれたなと思うのですが、日本においては自分で考えなくても生きてこれたんだということがよくわかりました。

指示をしてもらって、それに従うだけ。自分で決定することは晩御飯のメニューくらいでしょうか。それだって、数人集まってどこかに行こうとなると「何でもいい」と言う人が多数です。遠慮しているのもあるのでしょうが、自分で考える力が圧倒的に足りていません。

ただこれは現代人の問題ではなく、日本人の伝統のようなものです。わたしたちはずっと昔から「自分で考える」を放棄してきました。お上の言うことを聞いていればそれで生きていける。この考え方はわたしたちに染み付いています。

その思考から脱却できるチャンスじゃないかと思っています。どう考えても国は頼りになりません。いつまで経ってもマスクは不足していますし、景気対策でお肉券を配ろうとしますし、結果的にはここまで何もしていません。

政治家だって自分で考えられないんです。この国では。

だから自分の身を自分で守るため、大切な人を守るために自分で考える。きっとその経験がウイルス騒動が終わった後に活かされます。だから自分で考えて、自分で決めてください。わたしたちの人間力が試されている状況。

力を合わせてなんてことは言いません。それぞれが自分を信じてこの苦境を乗り切りましょう。

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