
- のさりの島
- 戦火のランナー
- 閃光のハサウェイ
- 漁港の肉子ちゃん
ざっと思いつくだけでも、これだけ観たい映画がありま。のさりの島は天草に行く前に必須。戦火のランナーはランニングに関わる者として観ないわけにはいきません。閃光のハサウェイは中学生くらいに小説を読んで衝撃を受けた作品(最後のシーンしか内容は覚えていない)。そして漁港の肉子ちゃんは私の1番好きな小説のアニメ化。
ひとつとして観ない理由が思いつきません。これらは絶対に観る映画であって、他にも観たい映画はまだまだあります。
- 猿楽町で会いましょう
- HOKUSAI
- 名も無い日
- 葵ちゃんはやらせてくれない
- さよなら私のクラマー
- 男の優しさは全部下心なんですって
- 星願 あなたにもういちど
- 忘れえぬ想い
- 1秒先の彼女
6月に上映される映画だけで、気になっているのはこれだけあります。ちょっとした映画祭状態です。私は邦画と中華系映画ばかり観ていますが、洋画も観る人だと、もう映画館に住み着くレベルで時間が足りないのではないでしょうか。なんでこんなことになっているのか。
ひとつはコロナ禍で上映開始が先送りされた映画がいくつもあったのと、コロナ禍だからこそ魅力的な映画作りができたのではないかと思ったり。この1年というのは本当にひどい1年でしたが、何かを作り上げる人にとっては集中できる時間であり、ワンランク上のクオリティに手が届いているように感じます。
少なくとも最近観た映画の表現力は、コロナ禍以前のものよりも深く「そういう表現方法があるんだ」と感じることが多々あります。それは映画監督もそうでしょうし、演じる人も生き方になんらかの変化があったからなのかもしれません。結果的に、心に刺さる映画がいくつもラインナップされています。
映画としては個の内面に問いかけるものが多く、その手の映画が好きな私にとってはフィーバー状態。反対に楽しいだけの映画や、にぎやかな映画というのは上映するのも撮影するのも難しかったのかもしれません。そもそも映画を撮ったところで、映画館がどこまで稼働しているかもわかりません。
映画の世界は大変な時代になっているのでしょうけど、だからこそ表現者にとってはやりがいがある。物書きの端くれとして、私はそんな風に感じています。苦難のときほど表現者の可能性が広がります。成功するかどうかはまた別の問題なのですが、自分の理想を形にしやすいとでも言えば伝わるでしょうか。
平常時は流されてしまうような思考も、こういうときだから誰かに引っ掛かる。だから映画のラインナップも普段とは違って個性的なものが多くなっているような気がします。大変な時代だけど良い時代。そう思えるアーティストは意外と多いかもしれません。いや、本当に苦しいとは思いますが。
こんなにも魅力的な映画があるのに、私の目の前には山のように積まれた仕事。UberEatsの配達なら仕事終わりに映画を観て帰るなんてこともできましたが、しばらくは自宅仕事なのでそうもいきません。いや、そもそもこれだけの映画をすべて観るのは時間的にも懐的にも難しい。
4本の必須映画は観るとして、台湾映画の「1秒先の彼女」も観ない理由がありません。でも、すべてを観れないからいいのかなとも思います。欲しい物をすべて手に入る人生なんて面白みがありませんし、足りないからこそエネルギーが湧いてきて「もっとがんばろう」となります。
20代の頃、大きな本屋に行くたびに「ここにある本をすべて読むことはできないのだ」と絶望的な気持ちになりましたが、それが本を読む意欲を高めてくれました。少しでも多く読もうとしていたことが、今の物書きとしての生活にも役立っているわけです。映画を観れないことも後の人生できっと役立つはず。
そう思わないとやってられないだけですけどね。
観たい映画があるというのは、自分の中に活力が戻ってきた証拠でもあります。長く体調不良でしたが、ようやく回復しそうなところまでやってきています。まだ100%にはほど遠いですが、落ちるところまで落ちた感じはあるので、あとは上がっていくだけ。上手く時間を作って観たい映画をひとつずつ楽しんでいくとしましょう。
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