めずらしい人生【こうして僕は40代を悩みすぎてややこしく生きる】

昨日はある大手メディアの取材を受けました。ランナーとしてではなく(当然か)UberEats配達員として。知っての通り、私は特別な才能があるわけでもなく、人生のレールから外れてしまっただけの普通の人。一昨日はアディダスのランニング担当者と打ち合わせをしたり、どうしてこうなるのでしょう。

WEBベースで情報発信をしているというのは、こんな時代でもまだ有用なんだなと強く感じた2日間でした。テレビができたときにラジオはなくなると言った人がいるかどうかは知りませんが、ラジオはまだメディアとして生き残っていますし、ブログだってこれからの時代も正しく情報発信していけば生き残れるのかもしれません。

時代の流れは明らかにYouTubeですが、私は自分に華がないことくらいは理解していますので、間違ってもYouTuberになるつもりもなく、おそらくこれからもブログだけでやっていくんだと思います。でも、それを続けてきたから見つけてくれる人がいて、そこから人のつながりが出来ていくわけです。

KANさんの好きな楽曲に「めずらしい人生」という曲があり、それこそ時々YouTubeで聴いています。上京してきたばかりのころによく聴いた曲なのですが、45歳という年齢で聴いたほうが沁みますね。父を亡くして初めてわかる歌詞。何を犠牲にしても欲しいと思える人ができて初めてわかる歌詞。

20代の私はそれこそ人生のレールから落ちないように、必要以上に肩肘を張って戦っていましたが、気がつけばレールから降りていました。会社員をしながら情報発信を始めたので、無意識のうちに「伝える」ことが自分の役割だと気づいていたのでしょう。ただ、伝えることそのものが楽しいかというとそうでもなく。

こういうブログで書いていて、読み手に何かが伝わったかどうかというのはまったくわかりません。暖簾に腕押しというやつです。時々マラソン会場で「読んでます」と話しかけてもらえますが、あれは本当に嬉しいものです。照れてしまってハスってしまうんですけどね。

それでも基本的には届いているのか分からないので、続ける意味があるのかなと悩むこともあるですが、誰かが拾ってくれるわけなんです。書いていることが私なりの視点であって、誰かの心に引っかかれば。文章は拙いし、見ている方向がみんなと違いすぎて理解されないほうが多いのですが、それでも私を見つけてくれる人がいるんです。

だから続けられるし、きっとこれからも続けていきます。少なくともRUNNING STREET 365とこのブログは。私にとっての生命線みたいなものです。誰かと繋がるためのキラーカードのひとつ。1枚のキラーカードを持っていると、そこから派生してまた1枚と増えていくわけです。

ワークマンのアンバサダーというキラーカードもRUNNING STREET 365というキラーカードを持っていたから手に入れることができました。アディダスさんと繋がっているのもRUNNING STREET 365があったからです。わざわざ私のために1時間も時間を割いて新しいシューズの説明してくれるのは本当にありがたいことです。

もちろん与えられるだけでなく、私にしかできない形で返しているからではあるとは思いますが、それができるのはこのブログでずっと文章を書き続けてきたからです。世の中を斜めの方向から見て、妄想力を発揮して自分だけの視点で物事を考えるのにブログというのはとても役に立っています。

若くて時間を持て余している人がいるなら、ブログを始めたらいいのにと思うのですが、若くて時間を持て余している人は書くことがないから無理かもしれません。全然時間がないのに、睡眠を削ってでも文章を書き続けるくらいの執念が必要なのでやっぱり誰にでもは進められませんが、でもやらないよりはやったほうがいい。

人生がもっとややこしくなりますから。1ミリも自分の思い通りにならない人生。あらゆる方向から引っ張られて、自分の意志とは違った形に進んでいく毎日。そんなめずらしい人生を望む人がどれくらいいるかは知りませんが、待っていても人生は動き出しません。退屈してるなら、何か発信してみるといいですよ。20年続ければ予想外の結果が待っていますから。

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