語学を学ぶのにコツはあっても大切なのはコツコツ継続

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中国に行ったのは香港を除いて今回で8回目になります。最初の1回は13年前に会社の研修。中国に最も勢いがあった時期で、それでいて中国に行ったことのない人にはよくわからない国というイメージがまだ強かった気がします。研修とは名ばかりで、実際は社内論文の上位入賞のご褒美旅行で北京は万里の長城や故宮、そして上海の豫園というベタな観光地を回ったのを覚えています。もちろん、言葉はほとんどわからない状態でした。だからコミュニケーションをとれないことを残念に感じ、帰国後すぐに中国語の学習を始めました。

1回目の中国から10年間、ずっと独学でいまだに長文は理解することはできません。それでも中国に行くたびに語学力がアップしていくのを感じています。特にラジオ講座「まいにち中国語」を聴き始めてからは、聞き取れる単語が増えてきました。そして、聞き取れるようになると上手に発音できるようになります。実際には毎日の勉強では自分の発音が正しいのかわからないけれども、実際に中国に行って現地の人と話すことで、自分の発音がそれほど悪くないことを感じるのです。

もちろんまったく通じない時もあります。それでも買い物や食事といった状況で困ることはほとんどなくなっています。そして、実際に中国で中国語を使うことで、さらに上達して帰国できます。やっぱり実践は大切です。本当は1年ぐらい中国に留学してきちんと中国語を学びたい。でも、わたしは日本でやるべきことがたくさんあるから、そう簡単に留学しますなんて言える立場ではありません。だから、毎日の生活の中で中国語をコツコツ学ぶことを心がけています。

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そして今回、万里の長城マラソンのプロモーションビデオ撮影でいつも以上に中国人とコミュニケーションを取る機会がありました。まず痛感したのは自分の中国語力がいかに低いかということ。とにかく会話ができない。中国人同士の会話もわからない。それでも4日間も現地の人と一緒にいるとおもしろいもので、これまで「わからない」と決めつけていた会話を、なんとかして「聞こう」とするようになっていきました。

聞く姿勢ができると、さらに自分の力不足を感じるのですが、それは決して悪いことではありません。足りないと思うから勉強するようになるのです。これまでは中国に行ってもなんとか通じていたので、どこかそれだけで満足していたところがありました。慢心は語学上達における最大の敵です。そういう意味でも中国に行ったときは当たって砕けろな感じでどんどん現地の人と話をすることが重要ですね。

中国語にかぎらず、語学の勉強に終わりはありません。そしてコツはあっても近道もありません。そしてコツだけではなく毎日コツコツ継続することだけが語学上達への道です。

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