4日後に青島太平洋マラソンを控えて、ここで減量は一旦終了する。体重は最も軽い状態で51.2kgと想定以上に落ちなかった。しかし、ウエストは67cmまで落ちていたので、例年になく脂肪は落ちているはずだ。しかも、ここ数日は空腹でめまいがするレベルにまで落としている。きっとこれ以上はほとんど落ちないのだろう。
2年前ぐらいまでなら50kg以下になることもあったのだが、今回はどうやってもそこまではいきそうにない。理由は間違いなく筋力がつきすぎたのだろう。足の筋肉がこれまでに見たこともないような状態になっている。体幹もこれまでになくしっかりしている。脂肪が落ちきっても筋肉が残って体重が落ちない。
これが良いことかどうかは走ってみなければわからない。少なくとも以前よりはスピードが出るようになっている。サブスリーを狙うのにこれ以上ないというぐらいにしっかり仕上がっている。とはいえ、1kg重いというのはやはり後半に効いてくる。筋力をどう活かすかがサブスリーへの道になるだろう。
高校卒業時には身長はいまとほとんど変わらず体重は46kgぐらいだったように覚えている。もちろんガリガリだ。高校時代はいくら筋トレをしても筋肉がつかなかった。それが今では6kgも重い状態で、それでも体脂肪率は5%台をキープしている。39歳になっても肉体は成長できるのだとはっきりわかる。
もちろん若い頃よりも回復しないし、いつも絶好調というわけにはいかない。きちんと調整をしなければいいタイムではしれないが、きちんと調整できるようにもなった。ケガもしにくくなったし、ケガしてもそれをうまく逃すこともできるようになったし、悪化させない走り方というのも身につけている。
そして何よりも毎年の減量がわたしを精神的に強くしている。空腹でもイライラしない。食べものの誘惑にも負けない。走るために毎日があり、そこに向けてできる限りの準備をする。どんどん研ぎ澄まされていく。判断も早くなり、集中力も高まっていく。一時的なのはわかっているが、このレース前の状態が好きでたまらない。
あと4回寝ればいよいよ本番。ここまできたらあとはしっかり体調を整えることだけに集中すればいい。毎晩、サブスリーをイメージしながら眠りにつく。目標にあと少しで手が届く。あせらずじっくり手繰り寄せよう。
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