異変を感じたのは先週くらいです。練習後に右足も左足も中指が痛いという状況。実は練習中から痺れのような感覚があり、よくないなぁとは思っていたのですが、これが痛みになると問題です。
指を押してみると悶絶するレベルで痛いわけです。ちょうどインターバルトレーニングを入れだしたところだったので、足の指に負荷がかかりすぎたのかという疑いが発生。でも走ると痛みは引いていきます。
指をよく見ると親指以外はいつもの指よりも太く見えます。まさかインターバルトレーニングの結果、指に筋肉がついてきた?できるランナーになってきた?なんて思ったり。指が痛いのになぜかポジティブ。
ただ原因がわからないまま、先週のアディダスのイベント「SURVIVAL 5K」の取材に行った帰りに、今度は中指だけでなく左足の人差し指も痛みます。「あぁやっぱり負荷をかけすぎたな」これはまずいかもと思って、お風呂に入りながら指をマッサージしているときに、浮かんだ4文字の言葉。
しもやけ・・・これって、しもやけじゃないの?
そんな疑惑が浮上しました。つい数日前に、大人になってからしもやけにならなくなったなぁと、野球少年時代にしもやけに苦しんだ冬に日々を懐かしんでいたところなのに、まさかのしもやけ。
マッサージをしながら、いろいろ押してみると痛みを感じているのは指の肉の部分。骨は以上ないのでこれでしもやけ確定です。
河童41歳にしてしもやけ再デビューです。ランナーでもしもやけになるんですね。
とりあえずそのままにして、日曜日の千葉マリンマラソンを走り、その帰りに痛みが半端なかったので、これはもうどうしようもないと思い、とりあえず痛みを消そうと思い薬局へ。
最近、薬がらみの記事を書いた(DeNAではない)のもあって薬に関してはちょっと知識あり。似たような薬の比較の仕方とかとか。
そんな中でしもやけの薬がいくつもあって、安いものは300円台で大会者は2000円以上。これ良さそうと思って手に取った薬は2000円・・・いや無理ですって、2000円出すなら皮膚科に行きますって。
というわけで、わたしがレジにもていったのは「ユースキンA」。決してベストコスメアワード2104殿堂入りの文字に負けたわけではありません。ようはビタミンEとグリチルレチン酸が入っていればいいんだろと判断。あとは医薬部外品なので安いという・・・貧乏ってつらい。
とりあえず効くかどうかはわからないけど、痛みに耐えられなかったので神にもすがる思いで指に塗って、根本的なしもやけの治し方を検索しました。
しもやけってどういう状態?
まずはしもやけがどういう状態なのかを知らなくては話になりません。ちゃんと調べましたウィキペディアで。便利な世の中です。
しもやけは寒さによって血行が悪くなり、炎症を起こすことを言います。痒みや痛みを伴うそうで、野球少年だったころには痛みよりも痒みが強かったため、その経験からしもやけだと気づくのに時間がかかってしまいました。
気温が5℃前後で昼夜の気温差が大きい時期になりやすいのだとか。皮膚を濡れたままで放っておくとなりやすいらしいのですが、それは思い当たる節なし。
あるとすれば走ったあとの体温の高さと、ここ数日の気温の低さの影響かなというくらい。
メカニズムとしては、寒くなると血管が収縮して血の流れが悪くなるのですが、そこから気温が上がるとまず動脈が膨張します。そのときまだ静脈は細いままですので、指の末端では行き場を失った血が溜まってしまい、指が膨れ上がるというわけです。
一度その状態になると簡単には元には戻らず、じっくりと時間をかけて正常化させていくしかありません。
悪化すると指が赤く腫れて出血することもあるのだとか。そう言えば子どもの頃は出血していたような淡い思い出。いや、ほんの少しも淡くないただの痒い思い出。
まだその段階まではいっていないので、わたしの場合はまだ軽度ということになります。
しもやけの正しい治し方
しもやけの治し方は40℃のお湯と冷たい水に交互に足を入れるのが効果的というのは昔から言われていました。白球を追いかけてはエラーを繰り返していたあの頃もそうしていましたが改善したことは一度もなく。
きっとそんな民間療法が効かないレベルにまですでに悪化していたのでしょう。
しもやけを治すには末端の血行不良を改善することが根本的な解決です。毛細血管が縮こまっている状態ですから、それを広げてあげれば改善するはずです。そして毛細血管を広げる効果があると言われているのがビタミンEです。
ね、正しかったでしょ?ユースキンAにはビタミンEが含まれています。医薬品の半分くらいの量ですが。
しもやけがひどいときにはステロイド外用剤を使うといいのですが、アトピー性皮膚炎でチームの三振王だったわたしはステロイドという言葉に対して反射的に「嫌だ」というイメージがあります。
ステロイドも使い方しだいなんでしょうけど。
しもやけにはビタミンEが配合されたクリームも有効で、実際にビタミンEの含まれた食べ物でも改善するという話もあります。軽症ならば毎日レタスを食べるだけで治るとか治らないとか。
油分の不足もしもやけになりやすいらしく、そういえば我が家で油を使った料理なんて久しくしていないと思い、これも導入しようといろいろ考えたわけです。
しもやけ治る
知識をしっかりつけて、さあしもやけに向き合おうと思ったわけです。行き当たりばったりに見えてけっこう計算高い男です。いつだって準備は怠りません。
そしてふと足の指を意識してみると、痛くもないし痒くもない。多少の違和感は残るものの太かった指はいつのまにやらいつものサイズに。
えぇほぼ治ってます。しもやけ治ってます。
あれだけ調べたのはなんだったのでしょう?危うくレタス1玉買ってくるところでした。1週間レタス鍋になるところでした。河童のしもやけはユースキンAで改善しました。
結果的には初動の速さが良かったのでしょう。悪化する前にマッサージやクリームを塗ることで血行が改善して毛細血管が正常化したということだと思います。
室内でも靴下を履くようにしたのも大きいかもしれません。
やっぱりどんなトラブルも早めの対応が重要ですね。まだ完治ではないですし、冬はこれから厳しくなるのでしっかりとケアは続けていきますが、とりあえず問題は解決。
学んだことを実践する場は失ってしまいましたが、ひとつ賢くなったからよしとしましょう。おかげで記事も1本かけましたし。
実際にしもやけで苦しんでいる人は、いろいろ試して結果が出ないようならちゃんと病院に行ってくださいね。今回のは運が良かったからユースキンAで治りましたが、普通はこうもうまくは行かないかと思います。
ちゃんとした先生の指導のもと治すことを強くおすすめします。
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