境川の源流を求めて【前編】〜境川河口から大和まで〜

小野川湧水の源流である百貫清水を見ながら思ったんだけど、すべての川にはとうぜん源流があるわけだ。じゃあ、いつも練習しているランニングコースにある境川の源流は一体どこいあるんだろうかと興味が湧いてしまった。

簡単なことで上流に向かって走ればいいだけなんだけど、せっかくなので河口からスタートしようと思いついたのが昨日。今日、仕事を定時で終わらせて向かうは片瀬江ノ島駅。先週のゲレンデ逆走マラソンでの疲労がたっぷり残る状態で境川の源流を求めるラン旅が始まりました。

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思いつきで行動しているとはいえ、一応下調べはしている。Wikipediaによれば延長は52.1kmとある。体調が万全ならば1日で走りきりたいところだけれども、どう考えてもこの足がパンパンな状態では無理。というわけで2日に分けるスケジュールにした。初日は河口から自宅のある大和市まで。22.66kmとガーミンには表示されている。

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基本的にはただただ北上していくだけで、とくに初日は勝手のわかっている藤沢と大和を走るうえに真っ暗なのでまったく楽しくないつもりだった。実際いつものランニングコースに戻ってきた残り6キロは疲労もあって、ただの苦行でした。ちょっと前半飛ばしすぎました。でも飛ばしたくなるようなちょっと楽しいランニングだったのです。

片瀬江ノ島から藤沢に向かう途中は学生時代に何度も通ったコース。それどころか、最初の分岐点である柏尾川と分かれるあたりは、おいらが関東に来て初めて住んだところなのです。そのことがこの旅ランを盛り上げてくれます。

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藤沢に近づくにしたがって、いろんな思い出がよみがえってきます。いま思えば顔が赤くなるような恥ずかしい思い出もひとつやふたつではありません。川沿い近くにあるセブン-イレブンは6年間バイトをしていました。学生時代に付き合っていた人はそこのバイト仲間でした。しかも一人と付き合って別れ、それから数年後別の人と付き合って、結局は別れたのでもうとてもじゃないけど、そのセブン-イレブンには行けません。それももう13年前のことになるんですね。

それどころか、この藤沢の街に降り立ったのが19年半前なんですよ。おいらの人生の半分以上は関東で過ごしていることになります。そりゃぁ関西弁もバレずに上手な標準語使いになりますよ。

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そんなことを思い出してるとやっぱり楽しいもの。普段は思い出さないようなことがフラッシュバックしてきます。川を遡りながら、自分の人生を遡っていくような感覚。藤沢本町も大学院時代から1年半前まで住んでいた街です。思い出すことはだくさんあります。大学時代のことを思い出すと、その流れでどうしても高校時代のことも思い出します。いまごろみんなどうしているのかと考えたり。

もう、ここに書くことのできないようなこともいっぱいあるわけですよ。思い出したくもないようなこともどんどん浮かんでくる。走るのがいつもこんなに楽しいといいんですけどね。

明日はもう源流です。町田まではいつもの練習コースですが、そこから先の相模原は未知のコースがほとんど。でも橋本あたりだとやっぱり思い出すことがたくさんあるんです。源流につくころには子どもの頃の思い出に到達しているかな。残り30キロも楽しく走ろうと思います。

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