いよいよ愛媛マラソンまであと1日。
今シーズンのメインレースですが、1月に減量できなかったこともあって、それほど気持ちが入っていないのが結果的には良かったかもしれません。久しぶりにバッドコンディションでのレースです。
みごとに風邪を引いてしまい、昨日まで練習はできていますが心拍数を上げられる気がしません。
もちろん、スタートラインに立ったら集中力を高めて、ベストは尽くします。ただ、どれくらいのタイムで走れるかはまったくの未知数です。
2夜連続、睡眠中に足を攣りましたし。でも、走れないかというとそうでもなく。気管支が腫れているのか酸素の供給量が足りていませんが。
まぁ言い訳はこれくらい。やると決めたらやるしかありませんから。
大会をテレビ放送する南海放送では連日ニュースで取り上げているらしく、地元は盛り上がってるようです。わたしは缶詰状態で仕事中なので、松山にいながらその熱を感じられていないのですが。
走りには行っています。ただレース前なので2日走って1日休むというペース。
そこに普段よりもたくさんの食事が出てきていますので、日に日に丸くなっていくのが分かります。丸くなるのとは別に、足を伸ばせるお風呂に入ったら足首が太くなっているのに気づきました。
走り方を変えてからでしょうね。それ以外に太くなる理由がありませんので。足の筋肉のつき方も変わってきたような気がします。
東西対抗戦東海道ウルトラマラソンを走ったときには気づかなかったのですが、知らないうちに体が大きく変化しているのかもしれません。いいのか悪いのかは分かりませんが。
でも、体に変化が出ているのは今までとは違うということです。マラソン大会というのはそれを確認する場だとわたしは考えています。
いわゆる「試合」というやつです。練習でやってきたことを試すのが試合。そして、自分の課題を見つけるのも試合。
頭の中で組み立てた自分の方向性が100%正しいなんてことは絶対にありえません。マラソン大会をイメージ通りに走ってみて、何が足りないか、方向性としてどう修正すべきかを知るのが、わたしにとってのマラソン大会です。
こればっかりは、普段の練習では分からないんです。
もちろん練習の中での気付きはありますが、それと方向性の確認は違います。練習は自分の方向性が絶対に正しいと信じてトレーニングをしていますので、確認する理由がありません。
信じたとおりに積み重ねて、それを普段よりも追い込まれた状態にまでもっていくレースで試す。そこで調整をしてまた練習を繰り返す。賽の河原の石積みのようなもので、終りがありません。
ただ、それがたまらなく楽しい。
そして、わたしにとっての晴れの舞台というのが街道ランだったりします。そこではフォームとかそういうことは一切考えません。これまでやってきたものを、その時点での集大成として出します。
マラソン大会の位置づけというのは人それぞれ。こういう考え方もあるのだと思ってもらえれば。
というわけで、愛媛マラソンもメインレースには違いありませんが、タイムよりも今後につながる気づきを得られる走りをしようと思います。こんなコンディションだから気づけることもありますしね。
著者:辻 秀一
楽天ブックス:PLAY LIFE PLAY SPORTS スポーツが教えてくれる人生という試合の歩み方 (BE HERE NOW BOOKS) [ 辻秀一 ]
コメント