どのタイミングで厚底ランニングシューズを手にするべきか思案中

「4cm以下の厚底は違反ではない」このルールができたことで、ランニングシューズは確実に厚底+カーボンプレートの時代に突入します。すでにナイキ以外のメーカーも厚底シューズを発売しており、本来であれば東京オリンピックに向けて一段と盛り上がっていたところ。

しかしながら、新型コロナウイルスの影響でオリンピックはとりあえず先送りとなり、駆け込み販売をしたアディダスは発売日をずらすなどの対応をしてきました。それはともかく、これからの時代は厚底があたり前。選ばないのは裸足でスタートラインに立つようなもの。

ではハダシストとして、わたしはどうするのか。どう考えているのかについてお話します。

目次

厚底シューズがあたり前の時代は避けられない

ランニングシューズの厚底化はもはや逃げ道がありません。1年前は賛否両論という感じでしたが、正当進化であると認められたわけですから、どのランナーも正々堂々を履いていいわけです(以前も正々堂々と履いてよかったわけですが)。

これまでもランニングシューズは何度も大きな進化をしてきました。かつては足袋シューズなるものもあり、裸足でオリンピックを走った伝説の選手もいました。そういう時代からすれば、最新の薄底シューズでもやりすぎ感はあります。

でも、それを否定する人はいません。アディダスのBOOSTフォームが出たときにも、かなり賛否が分かれましたが、いまそれに文句をいう人はいません。画期的な進化は議論を呼びますが、かならずうまく着陸します。

おそらくこれからはフルマラソン5時間台のランナーでも、厚底を選ぶようになります。実際にアシックスのラインナップが、すでにそうなりつつあります。ゆっくり走る用の厚底が出てきて、どのメーカーもそこに注力します。

なぜなら厚底のほうが儲かるから。

単純に厚底と薄底が同じ値段なら、みんな厚底を選びます。それどころか、現時点では厚底のほうが1.5〜2倍くらい高くても厚底を選びます。良いとか悪いとかいう話ではなく、そういう時代になっているという事実。

次の勝負レースは厚底で挑むことになる

昨シーズンのサブ3狙いは薄底シューズで走りました。厚底を履いてサブ3を達成しても、明らかにシューズのおかげだったので。それは今シーズン以降も同じことなのですが、すでにランニングシューズの標準が変わっています。

確実に速く走れるシューズがあるのに、それを使わないで時代に取り残される。それはそれでかっこいいかもしれませんが、少なくともわたしはランニングの情報発信者ですので「モノに頼りたくない」なんて言って、進化を拒む立場にはありません。

新しいものをどんどん試して、最新の情報を発信する。

それに、今回の新型コロナウイルス騒動があり、サブ3への熱が冷めてしまったというのもあります。なんとしてでも達成しようという気持ちがなくなったら、薄底シューズにこだわる気持ちもなくなりました。

ですので花蓮太平洋縦谷マラソンに参加できるなら、そこは厚底で挑むことになると思います。アディダスなのかナイキなのか、それともまったく別のシューズになるかもしれませんが、あたり前のように勝てるシューズを選びます。

もちろんシューズに依存するつもりはありませんが。

それでもベースは裸足ランニングにある

厚底シューズを履いたとしても、わたしのベースが裸足ランニングにあることには何も変わりありません。裸足ランニングのグループがあまりにもシューズを嫌っていて相容れないため、完全にそれらのグループとは距離をとっていますが。

裸足で走る理由はいくつもあります。単純に気持ちいいし、足を鍛えやすいというメリットもあります。そして何よりも、シューズを履いたときの感性が鋭くなり、それが今のわたしの強みになっています。シューズレビューに活かされているスキルなので手放すわけにはいきません。

裸足で走っていれば、どんなシューズでも履きこなせます。ランニングシューズというのは自転車みたいなもので、ある意味では道具でしかありません。それを使いこなす自分を鍛えないと思うように扱うことができません。その鍛える部分が裸足ランニングです。

だからわたしは裸足で無理なチャレンジとかはしません。裸足の24時間マラソンは無理ではないですね。できると思ったからやってみて、実際にできたわけですからああいうのはわたしのなかでは無理ではありません。東海道を裸足で走るとなるとそれは無理です。やる意味もありません。

そのあたりの線引は人それぞれでしょうが、少なくともわたしは裸足で走ることを1ミリもすごいことだとは思いません。ただ、自分のベースにあるというだけのことで、だからこそおざなりにしないことが大事です。裸足で走っているから厚底シューズを選ぶ。矛盾に思えるかもしれませんが、わたしにとっては自然です。

シューズレビューの頻度を増やしていく

厚底シューズを買うにあたって1つ大きな問題があります。シューズレビューをしている関係で、玄関にはかなりの数のランニングシューズがあります。それもほとんど履いていないという……こういう状態で新しいシューズを買うというのが本当に正しいのか。

一方で実はもっとたくさんのシューズレビューをしたいという思いがあります。できれば1ヶ月に1足程度のペースで。収入的に難しいと思っていましたが、遠征がまったくなくなったので、もしかしたらできるのではないかと思い始めてます。

悩ましい問題ですね。レビューしたシューズのプレゼントでもすればいいのかもしれませんが、何十キロも履いたシューズを欲しい人もいないでしょうし、毎回同じサイズというのも不公平感があります。

それは後で悩むとして、やはりシューズレビューは増やしていこうかなと。それも厚底シューズを積極的に。履いているメーカーも偏っているので、これからはアシックスやミズノも視野に入れてみます。レビューという意味ではシューズ以外もですね。

買って試して自分の言葉で紹介する。きっと望まれているのはそういう記事ですから。

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