旅ラン✕2本でわかったのはフルマラソンじゃなくていいということ

1週間も旅に出ていたので仕事が溜まりに溜まっていて、いつもの1.5倍くらいの仕事量になっています。それなのに体内のグリコーゲンが不足しており、頭が回らないし眠たいしと最悪の状態にあります。とりあえず目先の月曜まで必死のパッチで生き抜きます。

それはともかく、少し落ち着いて今回の旅ランについて振り返っておきます。今回は3日間で100kmというランになりましたが、初日に頑張りすぎて2日目と3日目は思うように体が動かずでした。それでも自分のペースでいいわけで、目的地にたどり着けないのもそれほど問題でないのが旅ランのいいところ。

でも、走っているときに「ランニングが好き!」「超楽しい!」となるわけではないんですよね。苦しさもありませんが、走っていることそのものには喜びはありません。ゆっくり流れる景色は好きですし、絶景に出会えたときは人生最大級の喜びがあります。

それは走っているからこその結果なのですが、走ることそのものが楽しいわけではありません。じゃあレンタカーやレンタサイクルでいいかというと、もちろんそんなわけはありません。7月に再訪するときはレンタカーも使いますが、1本は他びらんします。

好きでもないのになぜ走るのかというと、それは私がランナーだからなのでしょう。走るというのは私にとって移動手段のひとつであり、好きも嫌いもないのかもしれません。それは歯磨きが好きという人がいないように、やっていないと気持ちが悪いくらいの話。

そして走っているとたくさんの気づきがあり、ゆっくりと考えられるので寄り道も増えていきます。レンタカーだと見逃してしまうんです。思いつきで好きなように行動できるのが、旅ランのいいところであり、マラソンとの大きな違いです。

マラソンは決められたコースを、決められた時間内に走らなくてはいけません。途中の景色がいくらきれいでも、座り込んでおにぎり頬張ることはできません。いや、やってみたら意外とハマるかもしれませんが、マラソン大会では浮いてしまいます。

あそこは一生懸命ゴールを目指す場所。おにぎりを持って走るという感覚とは、同じランニングでも相容れないところがあります。そして、私は一生懸命に走るよりは旅ランのほうが満たされます。正直マラソン大会は、愛媛マラソンだけでいいかなと思います。

1年に1回くらい本気で走る日があってもいいのですが、私にとってのランニングは旅ランがメインロード。これはもう確信のようなもので、マラソン大会を走る時間があるなら、どこかの島に走りに行くというのがきっとこれからの基本スタンス。

淡々と走っているのが自分には合う。以前から薄々気づいていたことなのですが、やはり私にとってランニングは移動手段。きっとスポーツですらないのでしょう。もちろん移動手段にするために、日々のトレーニングが必要なんですけどね。

走力が高ければ、それだけ旅ランの選択肢が広がります。40kmで限界なのと60km走れるのとでは、ルート設定や寄り道の判断が全然違います。だからトレーニングはあたり前にやりますし、今はまだフルマラソンを前提に鍛えます。

でもそう遠くないうちに、旅ランのためのトレーニングを積むことになるような気がします。今回の旅ランはフルマラソンから明確に距離をおくきっかけになるのでしょう。旅ランなら中止になるかどうかで振り回されることもありませんしね。

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