24時間マラソンが終わって左かかとを痛めて、まだ練習が再開できません。最初は痛みがかかとだったのですが、今は痛みが移動して少し前の外側になっています。おそらく踵骨下滑液包炎でしょう。以前も24時間マラソン後にその診断だったのですが、今回はちょっと深刻そうです。おそらくあと1週間は練習できないでしょう。こういうときに焦っても仕方ありません。とにかくじっくり無理せず治すことにします。
24時間のほとんどをVFF(ビブラムファイブフィンガーズ)で走り、1時間半を裸足で走ったわけですが、なぜこのような状態になったのかはよく考えなくてはいけません。6月の段階で24時間裸足で走ったあとは数日で走れるまでに回復しました。違いはVFFを履いたかどうかです。そういえば踵骨下滑液包炎と診断されたときもシューズを履いていたような気がします。もしかして悪いのはシューズのせいなのでしょうか。
裸足で走る場合フォアフットになりかかとがダイレクトに着地しないのが裸足の走り方の基本です。ただ、わたしはフォアフットではなくフラットな着地をしています。これはランニング中の姿勢が前傾ではなく後傾にしているからで、裸足ランニングクラブの人たちとの走り方とは違います。これはわたしなりのランニング学によって意図的に行っているのでおそらくこれからも変えることはないでしょう。
とにかく、普通の裸足と比べてわたしはフラットな着地をするのでかかとへの衝撃は高くなります。筋力的にはそれでも24時間裸足で走るだけのものを身につけているのですが、炎症のようなものは繰り返し練習して対応できるようにするしかないようです。10時間以上走るトレーニングを何回か繰り返す必要があるかもしれません。かかとを鍛えるトレーニングは24時間マラソンの鍵になるかもしれません。
あとはシューズです。VFFが悪いのか、それとも裸足のときよりも無駄な力が入っているのか。このへんはこれからの練習で感じていくしかありません。もっともこれからはロード向けの練習になるので速い動きの中でVFFでどのような着地をしているか感じていく必要があります。大事なのは感覚です。足裏の感覚、筋肉の感覚、体全体のバランスの感覚。やみくもに練習するのではなく、一歩一歩に意味を持たせることです。
ほんとうにもういい加減サブスリーを達成したいので、今シーズンはかなり気持ちを集中して走っています。そういう中での負傷なのでわかっていても気持ちだけが焦るのですが、ここはもう必要な休養と割り切ることも必要でしょう。さらに長引くようならプールに行ったり、自転車漕ぐなり体力の低下を抑えなきゃいけませんが、もう少しだけ我慢してみます。
走れないのは本当につらい。でも、それも含めてマラソンだと言い聞かせてしっかり休みます。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。
興味深い記事だったもので…。
やはり何かを履いて走るから痛みがでるのでしょうね。
私もワラーチ(ホムセンの切り売りゴムで自作、最近までフットベッド無し)やメレルのジャングルグローブを履きます。
多い時には公道を30km前後歩きます。
トレイルも歩きます。
裸足で公道を長距離歩いたことはありませんが、運動公園内(舗装路・砂利・芝生)を5~6km歩きます。
ジャングルグローブを履くと裸足の時よりも強く踵接地しているのに気付きました。
ワラーチを履くときはフットベッドが無く裸足の時よりも強い衝撃を感じるので、より慎重な接地となりました。
履物を脱ぎ、裸足になると本当に柔らかいですよね。
なので、履物を脱いだり履いたりしながら衝撃の量と質が裸足と同じになるようにはどうすれば良いか試行錯誤を続けています。
基準は裸足だと思います。
※しげさんは何故後傾姿勢でランニングされるのですか?
長文ですみません。
walkerさん、こんにちは。
試行錯誤が裸足ランの楽しさのひとつですよね。
わたしも「どうすれば」っていつも考えながら走っています。
履いても痛くならない走り方があるのか、履くのと履かないのとの違いはどこにあるのか
お互いこれからも追求していきましょう!
わたしが後傾で走るのは意図的というよりは結果的にそうなっているのです。
まず骨盤を立てて、背筋を伸ばして重力ではなく体の構造を利用して走る方法をわたしはとっています。
腰回りや肩甲骨、腕や指、もちろん脚もすべて連動させようとするとわたしは後傾になります、
もちろん、筋肉の付き方や骨格によってそれぞれ違うのだと思います。
たぶんベアフット系の人は重力を利用して走る人が多いかと思います。
あまのじゃくなわたしはもっと他に走り方はないかと試行錯誤して今の形になっています。