東軍のKiyokoさんから連絡があったのは朝。Vinhさんの膝の状態が悪いのでリタイアするとのこと。その時点でコース上に立っているのは西軍の出口さんただ一人。
何があっても完走してもらいたいという思いと、昨夜の必死の走りを伴走した身としては無理はしないで欲しいという思いが交錯するなか、今朝も元気よく走りだした出口さんを見て自分の浅さを思い知りました。
世界を目指すぐらいの人はサイズ感がまったく違う。12時から13時でゴールしますよとの声。200km以上走ったあとの3日目の45kmですよ。スケールが大きすぎてわたしなんかでは計りきれません。
東軍の2人の預かり荷物をどうするかを決め、そのあと浜松に2人と東軍のサポートの1人が集結し、全員で出口さんを応援にまわります。さすがの出口さんも足取りは重くそれでも歩くことなく着実に前に進みます。
そしてずっと笑顔。走れることを心から楽しんでいる笑顔を見るたびに運営者としてサポートとして勇気づけられます。
イベント開催中にずっと悩んでいました。わたしが開催するには壮大すぎる大会なのではないだろうかということを。でも出口さんの笑顔はそんな気持ちを吹き飛ばしてくれます。今できる全力でサポートしようと思わせてくれます。
リタイアして駆けつけてくれた東軍の2人もそう、サポートで駆けつけてくれた立野さんもそう。東軍側でサポートしてくれた渡辺くんや三州さんも、GPS端末でお世話になっている代田さんも。そしてfacebookなどで応援してくれる人たち。実際に現地に来てくれた人たちもたくさんいます。
あまりにも多くの人が支えてくれています。わたしが悩んでいる場合ではありません。絶対に大丈夫だと信じること。そして今回「やった」ことが必ず次に生きてくるのだと信じること。
図らずとも3日間で終わることになったこのイベント。本当に多くのことを学びました。ただただ感謝しながらゴールで出口さんをみんなで待ち受けます。
いっぱいいっぱいの姿で来たら泣いちゃうかもしれないなと思っていたら全力疾走で駆け抜けてくる出口さん。もう笑うしかありませんでした。250km駆け抜けたあとの全力疾走です。もうたまりませんよ。
この全力疾走を見るためのイベントだと言っていいほど清々しい走りです。
最高に楽しい3日間いや前日も含めたら4日間でした。どんな難題があろうとも来年も必ず開催します。そしてこのイベントを世界のウルトラランナーの目標となるようなものにしてみせます。
今回興味を持ってもらえた人たち。ぜひ来年参加して自分の走りをわたしに見せつけてください。挑戦待っています!
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