ビブラムファイブフィンガーズを手にいれるのにこれほど苦労するとは思わなかった。おいらの勘違いもあったのだけれども、どうもビブラムのシューズは買いにくい。履く人の情熱を試されているかのように、どこに行っても欲しいシューズが手に入らない。欲しいモデルを置いてなかったり、サイズがなかったり。なんど気持ちが折れて、違うシューズで妥協しようと思ったことか。ただ、他の裸足系シューズを履いてもワクワクしない。難しさも感じなければ、気持よさも感じない。結局ビブラムファイブフィンガーズに戻ってくるしかない。
おいらが欲しかったのはSEEYA LSというモデルだ。とにかく軽量(片足約120g!)で裸足感覚を最も重視した一足。裸足ランナーとしては試さずにはいられない。これのW40(レデイース40)というのが必要だった。これが本当にどこにもない。辻堂、藤沢、町田、三島のビブラムを扱っているお店のどこにもSEEYA LSを置いていない。そこで今日、都内のARTSPORTSさんなら間違いないと思って出かけたのに、今度はどの店舗もW40サイズを扱っていないのだとか。渋谷店でM40(メンズ40)を試し履きしたけど、それだとぶかぶかなのだ。26cm相当なので当然といえば当然だ。靴下を履けば良いのだけれどもビブラムファイブフィンガーズを靴下履いて使うなんて考えられない。
平日の夜に都内にまで出て来て手ぶらで帰るわけにはいかないということで、おいらは原宿に移動した。原宿のOSHMANSにならあるんじゃないかと思って。
OSHMANSではインチ表記ではなくセンチ表記で25cmというのがあった。おいらてっきりこれが40のサイズのだと思って試し履きしたわけだ。そしたらかなりしっくりくる。ところが店員さんと話をしているとそれは39サイズだと言うではないか…でも足の指は軽く余ってるし、フィット感はばっちり。いったいどういうことだろうか。
どうもビブラムは表記と実サイズが完全には一致しないっぽい。しかもモデルによってcm換算が違うらしい。そんなこと知るかよと叫びたい気分だけど、そんなこと言っても始まらない。とにかく39サイズを買って、ただいま帰宅途中。39でいいならARTSPORTSさんにもあったさ。そして、ビブラムのネット販売ではなぜか36と40だけがおいてある。意味がわからない。
新しく出たばかりのシューズを試し履きせずに、ネットで買えと言うのだろうか。こんなにもサイズが定まらないシューズなのに。最近は店舗で試してネットで買う人がいるらしいけど、そもそもおいらはそういうのは好きではない。ネットで買うとすれば同じシューズを買うときぐらいだろう。いや、それでもシューズはお店で買う。店員さんからよい情報を得ることもあるし。
おそらくレディースの40サイズというのはあまり売れ筋ではないから店舗に置かないのかもしれない。でも、SEEYA LSはメンズモデルの最小が26cm相当なのだから、レディースの40がないと25cmの人が履くモデルがないということになる。まぁ販売戦略があるのだからおいらがとやかく言うことではないけどさ。
ビブラムファイブフィンガーズはとにかくサイズがわかりにくい。だから希望サイズとその上と下のサイズも試し履きすることが必要だと学んだ。そして都内でないと新しいモデルは手に入れにくいということも学んだ。じゃあ都内近郊に住んでいない人はどうすればいいというのだろうか。ネットで買って1回だけサイズ交換可能だそうだけど、そんな手間をかけてまでビブラムファイブフィンガーズを選ぶ人がどれだけいるのだろうか。
以前、裸足ランニングクラブの吉野さんが、ビブラムファイブフィンガーズがあまり売れないと言っていました。おいら最初の一足目が大会の賞品だったので買うのは今回が初めてだ。そして、ビブラムファイブフィンガーズを買おうと意気込んでいるにもかかわらず、こんなにも苦労したんです。手間を惜しまない人のシューズということなんだけど、これだけ世の中にシューズが出ている現状を考えれば、売れないよそりゃ…。普通の人はシューズを買いに行って、気に入ったデザイン、気持ちいい履き心地のものをサクッと買うわけです。そういう感覚ではビブラムファイブフィンガーズは買えない。売る側もそんな感覚で売るつもりはないんだろうと思う。
もちろん、おいらだけがこんなに苦労してるのかもしれない。だけど、これからもビブラムファイブフィンガーズを履き続けるかは疑問符がつく。シューズは最高によい。走るのがすごく楽しい。でも、買い換えるたびにこんな苦労するのは嫌だ。そろそろ自分オリジナルのシューズに挑戦するタイミングかもしれない。ベアフットテッドがビブラムを履き、ルナサンダルを作ったように
とりあえずこれから半年はこのSEEYA LSで走り込みます。シューズそのものはデザインも含めかなり気に入っているので、明日の夜のランニングがかなり楽しみ。どんな感じで走れるのだろう。会社に履いて行きたいぐらいワクワクしています。
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