自分の中の出る杭を打つような自分であってはならない

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板橋Cityマラソンの取材。当初は行く予定がなく、仕事も埋まっていたのですが、少し無理していくことに。

マラソンの情報発信をしていて、そう遠くない場所で人気の大会がある。これまでは、そういう時でも取材しないことも多かったのですが、無理のないことばかりしていては超えられない壁があります。

世の中で名前を知られている人の多くが、どんな形であれ、それぞれの限界を自分で突破しています。山の麓でウロウロしていても、山頂には届かない。だったら無理でも登るしかない。

ただ、わたしは山頂に行きたいのではなく、山頂までの景色を見たい。山の麓で安全に暮らしているだけでは、決して見ることのできない景色。

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ランニングやマラソンの情報発信者として、自分がどこまでの高さまで登れるかなんて、やってみないと分かりません。会社を辞めたときは、いまの自分を1ミリも想像できませんでした。道は険しく、そして誰もそこにいない孤独。

ただ、わたしは孤独をさみしいとは感じませんし、むしろ居心地の良さを感じています。

孤独をさみしいと言う人は、溢れるほどの愛情を受けて育ったのでしょう。わたしも愛情を受けて育ったのでしょうが、自由にさせるという形での愛情だったからか、「構って欲しい」という感覚がありません。

だから、普段は家の中で黙々と仕事を繰り返すことができます。誰からも評価されなくても、自分のことは自分で判断できますし、他人の評価ほどあてにならないものはありません。

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歪んでいるなとは思うものの、他人に依存しないというのは、小さなころからのわたしのクセのようなものです。自分で考えて、自分で行動する。

誰かに指示されないと動けないという人も世の中にはいるようですが、わたしにはそれが理解できません。いや、そういう人がいることはわかります。でも、なぜ自分で判断して動かないのか不思議に感じます。

もっとも会社組織において本当に求められるのは、自分で考えることをしない歯車としての人材。少なくとも古くからある大きな会社ではそうです。

出る杭は打たれるのが日本の組織における基本。ベンチャー企業ですら、そういう傾向にあります。時々変わった経営者が出る杭をさらに引き伸ばしてくれますが、余程の幸運でない限り、杭は打たれ続けます。

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打たれて耐えるか、バカバカしいと思って抜けるかは人それぞれですが、出る杭になるような人は、だいたい抜けていきます。それくらいの気概がないと出る杭にはなれませんから。

そして会社組織は歯車ばかりになり、革新的なことを生み出せなくなります。わたしには関係のないことですが。

ただ、わたし自身の中で、自分の出っ張りを叩いているのではないかという気持ちはあります。カッコつけて言うなら危機感というやつです。

このまま惰性で続けはいけない。山の麓から少しだけ高いところでウロウロしていたのでは、何のために麓を離れたのかわかりません。もっと上の景色を見てみたいという気持ちを取り戻しつつあります。

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だったら、少しくらい無理をしてでも背伸びをする。今はきっとそういうタイミング。自分にとってのマラソンシーズンも終わったので、物書きとしての自分に集中するターンです。

道の先は見えませんが、だからこその楽しさがあります。もうワンランク上がるために現状維持で満足しないこと。ただ、どこにでもいる平凡な歯車にはならないこと。歪でも自分らしさを忘れないように気をつけながら、山頂を目指します。


死ぬこと以外かすり傷
著者:箕輪 厚介
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