今日ここに宣言する「世界のてっぺんを目指す」と

瀋陽・福陵にて

瀋陽・福陵にて

昼間に瀋陽の空港から日記を送信したので今日はもう書かないつもりだったけど、どうも書かないと自分の中でおさまりがつかない。帰国途中に旅を振り返って決意したことがある。はじまりは旅のあいだに読んだ浅田次郎さんの『マンチュリアン・リポート』にある。文庫本で発売されたばかりなのでネタバレにならない程度にしか書けないが、小説の中での張作霖の生きざまが導火線になった。そして、瀋陽で訪れた福陵でその導火線に火がついた。抽象的すぎて話がつかめないと思うので、もう少しかみくだいて説明しよう。

自分で言うのもなんだけどおいらは何をやらしてもだいたい平均よりも少し上ぐらいの結果を出せる。運動でも勉強でもだいたい何でもできる。37年間生きてきたなかで、おいらは物事の原理原則をつかむ方法をある程度習得した。マラソンで速く走れるのと資格試験などで良い結果を出す方法は根本的に同じだ。ひとつのことを突き詰めていけばあとは流用すれば何にでも対応できる。ただし、その方法では飛び抜けたものはできない。その結果、おいらは何でもそつなくこなす程度の器にしかなれていない。

でもさ、男として生まれたからにはてっぺん目指してみたい。自分にたいした才能もないことはわかっているし、このまま平凡に生きていく運命にあるのも知っている。それでも運命に抗ってもいいんじゃないかと思い始めた。もっともこの国の首相になるつもりもなければ、経済界のトップを目指すつもりもない。もっと違う形、新時代のてっぺんのありかたがある。そのひとつの例としてあげるなら、それはスティーブ・ジョブズだ。彼は世界を変えることでてっぺんに立った。世界に驚きを与え、世界のあり方を変えた。ずいぶん前からおいらの目標もそこにある。

ただ自信がなかった。そりゃそうだ。自他ともに認める凡人なのだから(多少、変人なところがあるのも知っているが)。だから瀋陽の福陵、清の初代皇帝ヌルハチの墓前で聞いてみた。こんな凡人でも凡人であることに抗っててっぺんを目指していいものか。そしたらさ、いきなりその場に突風が吹いたんだ。もちろん偶然だと思う。だけどその偶然も必然にしてしまうのが世界を変える人なんだと思う。ニュートンがりんごの落下から万有引力をみつけたように(もちろんそれは作り話ではあるけど)。おいらはその突風が、ヌルハチが背中を押したのだと感じている。

具体的に何をするかはまだ明確ではない。でもてっぺん目指すと腹をくくったら見えてきたこともいくつかある。とにかく自分に対する甘さを捨てなきゃいけない。もっと自分を追い込もうと思う。その手始めではないけど、今回の旅のレポートを作るつもりだ。このサイトでも発表するし、PDFにしてダウンロードできるようにもするし、電子書籍にもするつもりだ。それらを今月中に仕上げることにする。それだけ?と思うかもしれないが、それらは種だ。おいらが大きくなるための種。その種が開花するのか、それとも大樹に育てるかはまだわからないが、種をまかなければ芽は出ない。

世界のてっぺんを目指す。その決意が今回の旅の最大の収穫だ。

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