でろ祭2014〜絶対に抜け出せないでろ(泥)がそこにはある〜

  • 2014.06.30
  • (更新日:2019.11.13)
  • LIFE
でろ祭2014〜絶対に抜け出せないでろ(泥)がそこにはある〜

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ただ泥の中を駆け抜けるだけなのに、なぜに泥はこんなにもわたしたちを惹きつけるのだろう。一度参加したらその魅力から抜け出すことは出来ない。まさに泥沼のような深みのあるお祭り。それが伊豆で開催されるでろ祭(でろさい)だ。震災の影響で1年開いたが、でろ祭は今年で4回目になる。もちろん皆勤賞だ。でろ祭はタイムトライアルレースと泥んこ広場の開催の大きな2つの企画から成り立っている。大人がタイムトライアルを行い、子どもは泥んこ広場を駆けまわる。

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タイムトライアルは男女別個人、男女混合チーム、女子チームの各4部門で競うことになっている。いつもは個人で出場しているのだが、今年はランニング仲間も参加したいとの声が上がり、せっかくならチームでも出ようということに。そのチームとランニング仲間の会社のチーム、そしてランニング仲間の別の友人チームと、かなり知っているメンバーが集まり、しかも毎年集まっているメンバーもいるので半数が知った顔である。

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そう、一度参加すると抜け出せないのだ。なので、今年は昨年の倍の人数が集まったらしい。運営実行委員すごすぎです。この勢いであっという間に全国区の祭りになりそうでこわい…イッテQなんかで取り上げられたらもう大変なことになる。ぜひぜひひっそりと、知る人ぞ知る大会のままでいてほしいと思うのは参加者のわがままか。

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今年は連続出場のご褒美か、選手宣誓の大役をいただいた。こういうのは実は苦手。でも恋愛以外ではチャンスを逃さない男。やる時はやります。ちょっとグダグダになりかけましたが、楽しく選手宣誓させていただきました。二度とこんな大役は回ってこないでしょう。知ってます。わたしには華がない…

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選手宣誓を終えて、大会スタートですがいきなり第一走者です。申し込み順ということで、2年連続誰よりも早くエントリーしてしまったわたしは、2年連続第一走者です。昨年、絶対に第一走者は不利だと痛感したにも関わらずです。みんながわたしの記録を目指してやってくるのです。しかも、徐々にコースの攻略方法もできてくる。今年は特に、傾斜60度はあるのではないかという激坂が立ちふさがります。時間の経過とともに激坂にルートが出来ます。

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それも考慮してか、今年は2本走れるということですが、2本目は本当に足が重い。1本目よりも確実に速かったのですが、周りのスピードが尋常じゃありません。しかもいい感じのタイムでもやっぱり標的にされて、あっという間に平凡なタイムと化してしまい今年も決勝に残れずでした。

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それでもメインはチーム戦です。わたし以外は若いうえに、1人は個人の部に出ていないので力があり余っています。わたしはチーム内で一番手。個人のときの10倍は緊張します。そして足もすでにパンパン。スタートで出遅れました。ただ、そこから挽回してとりあえず1番でゴール。その後続く2人も1位を守ってゴール。かなりの高記録が…と思ったのですが、その時点で決勝には残れないタイムだったようです。

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個人もチームも決勝には残れませんでした。でもいいんです。これまでで一番楽しいでろ祭でした。自分だけのために走るのではなくチームのために走る緊張感はかなりいいもんです。無理かもと思っても手を抜かずゴールを目指せるチームの部は来年以降も出続けたい。もちろん個人でも出ますが。

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今年はじめて走ったメンバーはすでに来年の話をしています。今年は出ないでおこうかななんて言っていた仲間も出場し、誰よりも多く走るという伝説を作っていました。この魅力はもう抜け出せないんです。絶対に抜け出せないでろ(泥)がそこにはあるんです。悔しさと楽しさが入り混じったでろ祭、最高のお祭りです。

 

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