后海(ホウハイ)は北京の日常に溶け込みたくて訪れる場所

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先日北京の好きな場所として「南鑼鼓巷 ナンルオグーシャンは北京で一番活気のある街」について書きましたが、今日はもう一つの好きな場所「后海(Houhai)」について紹介します。

北京には什刹海と呼ばれる3つの湖からできた景勝地があります。北側から、西海、后海、前海となっていて、一般的な観光で行く什刹海は前海と后海の南部です。

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どの湖も好きなのですが、前海と后海の南部は完全な観光地で、おしゃれなバーや音楽を聴きながらお酒を楽しむお店がぎっしり詰まっています。

このエリアも嫌いじゃないです。

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C-POP好きとしては、ずっと歌を聞きながらお酒を飲むとかしたいんですけど、お店の雰囲気として一人で音楽を聴くというような感じではなくて、いつも路上から店内を眺めて散策するだけ。

南鑼鼓巷が一大観光スポットになってしまってからは、少し落ち着きのある、什刹海から続く煙袋斜街で羊肉串を食べ、小さなお店をウィンドウショッピングすることが増えました。

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でも、やっぱり好きなのは后海。しかも北側の観光地でもないエリアを散策するのが好き。

そこはもう北京っ子たちの憩いのエリアで、遊泳禁止なんて知ったことではないというおっちゃんたちが泳ぎ、卓球をし、歌をうたうという北京の日常があります。

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お気に入りの本を片手に后海の畔を歩き、気になったお茶屋さんでお茶を飲みながらページをめくる。

じっくりくつろぎたいときは「茶家傳」で本物のお茶と、食べきれないほどのお菓子で何時間ものんびり過ごします。

きっと清朝の末期からここを流れる時間の速度は変わってないんだろうなと思いながら、そのゆっくりとした速度に身を委ねると、身も心も北京っ子にほんの少しだけ近づけたような気分になれます。

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今年のGWの万里の長城マラソンを終えた後、后海近くにあるゲストハウス「Beijing Sunrise Hostel」に宿泊しました。1泊20.89USDなので2200円ぐらい。

ホテルの値段も高騰化している北京においてゲストハウスは旅人の強い味方。

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后海までとほ5分。胡同の路地を歩いていると、本当に自分は北京で暮らしているんじゃないかと勘違いしそうになります。

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今回の最大の発見は雲南料理のお店「La Hu(拉祜)」

これまで米线は何度か食べたことあったんですが、「La Hu(拉祜)」の小锅米线はわたしがこれまで中国で食べたどんなご馳走よりも美味しい。中毒性があるんじゃないかと思うほど手が止まらない美味しさです。

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完全にやばいですこれ。

10回以上北京に来ててこの味を知らなかったのが悔しい・・・

そんな小さな発見があるのも后海の楽しさのひとつです。

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南鑼鼓巷も前海も好きなんですけど、店が多すぎてなかなか印象に残らないんですけど、后海の北側に行くとお店が少ない分、ちゃんと記憶に残るし、観光地化されすぎてないので北京の日常を楽しめます。

そこにある時間は特別なのに、素の自分でいられる。特別じゃない自分でいられます。

前海と后海の活気のコントラストがさらに后海の風景が沁みてくるのかもしれません。

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ちなみに一切触れませんでしたが、西海から見る夕日を、わたしは世界で一番美しい夕日と勝手に認定しています。

今回はタイミングを逃したのと西の空に大きな雲があったため、大陸に沈む太陽を西海から見ることはできませんでしたが、什刹海を訪れたなら、前海だけじゃなく3つの湖すべてを歩いて、北京の今を感じてもらいたい。

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ただしすべて歩くと結構な時間がかかります。1日什刹海にいるような感じになるかもしれません。

なので愛読書を持っていくのをお忘れなく。

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歩き疲れたら湖畔に座ってページをめくる。いい感じのお茶屋さんがあれば、休憩がてらお茶を楽しみつつページをめくる。

ページをめくるたびに北京の街に自分が溶け込んでいきます。

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観光で北京に行くと、行っておくべき観光地がいくつもあるのであわただしくなるのですが、何度も北京を訪れるうちに、観光地ではない自分の好きな自分の居場所を見つけることができます。

それがわたしの場合は后海。ただそこにいるだけで満たされる場所です。

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