WEBライターがクラウドソーシングで稼げる時代の終焉とこれからの働き方【2020年版】

多くのWEBライターが、この半年での潮目が大きく変わったことに頭を悩ませているかと思います。特にフリーランスでやってきた人たちは、クラウドソーシングの現状を考えると未来が見えませんし、そろそろ撤退時期かなと考え始めているのではないでしょうか。

ただ、ライティングの仕事がゼロになるわけではないので、むしろここで踏ん張ればフリーライターでも収入の安定化を図れるのだとわたしは感じています。そこで、ここではフリーランスのWEBライターが2020年にどう働くべきなのかをお話します。

目次

クラウドソーシングから脱出せよ

初心者のWEBライターは、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを使って仕事を請けているかと思いますが、できるだけ早くここから抜け出すことを考えてください。Googleが記事の大量アップを評価しなくなったので、案件そのものが激減しています。

そのうえ、働き方改革の影響により副業ライターが増えたことで、ライバルがかなり多くなっています。1つの案件に何十人もアピールしてきますので、その中に腕のいいライターが含まれていたら、まず勝ち目がありません。

さらに1文字0.02円みたいな仕事まであります。1000文字書いて20円です。1日に2万文字書けるとして400円にしかなりません。そういう案件は無視していればいいのですが、1文字0.5円の案件も少なくなってきて、さらにランサーズではそういう案件も適正価格というバッチを付けています。

それはランサーズが悪いというのではなく、現状としてクラウドソーシングを使ってのライティングは1文字0.5円が適切なのだという現実を意味しています。そういう案件で生活していくには、かなり苦しい思いをすることになります。

これからのクラウドソーシングは、実績を積むところだと考えてください。1文字0.5円で半年間くらい書き続けて力をつけ、実績を増やしていく。ある程度の力がついたら自分で稼ぐ方法を考えましょう。もちろん1文字1円以上の案件をときどき摘むくらいはOKです。

それくらいの単価を出してくれるクライアントなら、ライターの重要性を理解してくれていますし、継続案件になる可能性もあります。ただ、全体としては使わない方向にもっていくのがベストです。

フリーランスのWEBライターの向かうべき2つの道

クラウドソーシングを使わないとなると、どうやって稼げばいいのかわからないと思うかもしれません。そこでフリーランスのWEBライターが向かうべき道を2つ提示しておきます。

  • クライアントから直接依頼を受ける
  • 自分で情報発信を行う

それくらい分かっていると思う人もいるかもしれませんが、わたしたちに残されている道はこれしかありません。クライアントから1文字1円以上で直接仕事を受けるか、自分が情報発信をするかのどちらかです。

仕事として楽なのはクライアントからの直接依頼ですが、これはクライアントを見つけなくてはいけません。そのためにランサーズやクラウドワークスを使うというのもひとつの方法ですし、周りの人に「ライターやってて仕事を探している」とアピールすることも重要です。

もうひとつは始めるのは簡単ですが、収益化するのが難しい自分での情報発信です。いわゆるアフィリエイターやブロガーと呼ばれる働き方で、情報発信をしつつ広告収入を得るという方法です。

すでにそれなりの文章を書けて、正しく情報発信を行えばこの方法で食べていくことはできますが、そうなるまでに少なくとも半年、正しくない情報発信をすると1円も稼げなかったりします。ノウハウがかなり重要で運も左右します。

フリーランスのWEBライターのロードマップ

ここからはわたしの持論というか、わたしがこれから選ぶ道について説明します。わたしの最終到達地点は、自分の情報発信で食べていくことです。直接依頼は割のいい仕事ですが、相手の都合で簡単に発注が止まってしまいます。そして、自分が提出したものは相手の資産として残りますが、自分の資産は残りません。

ただ、すでにお伝えしましたように、アフィリエイターやブロガーは稼げるようになるまで時間がかかります。運も影響しますし、正しくやらないとアクセス数を増やすこともできません。実際にわたしは少し前まで正しくないやり方をしていたので、アクセス数が伸び悩んでいました。

ここでいう正しい正しくないというのは、イリーガルかどうかという話ではなく、集客手法としての正しいか正しくないかの話です。

では具体的にどうすれば自分の情報発信で食べていけるのか、そのロードマップを示しておきます。

  1. クラウドソーシングで実績を積み文章力を上げる
  2. 直接依頼を受けて単価アップさせ、自分の時間を確保する
  3. 自分の時間で情報発信を始める
  4. 徐々に自分の情報発信での稼ぎの割合を増やしていく
  5. 同時進行で安定収入を確保する

基本的な流れはここまで説明したとおりです。それぞれの流れごとにポイントを解説していきます。

クラウドソーシングで実績を積み文章力を上げる

まずは文章力を磨かないことには話になりません。これは修行期間だと考えてください。まだフリーランス担っていないという人は、会社に留まりながらランサーズやクラウドワークスを使って文章力を高め、実績を積みましょう。

もう辞めてしまったという人については後ほど説明します。

直接依頼を受けて単価アップさせ、自分の時間を確保する

クラウドソーシング続けていると、必ず直接依頼の話になります。信頼できるクライアントならすぐに直接依頼に移行しましょう。ただし、単価は1文字1円以上です。そうでないと自分の時間を確保できません。直接依頼を受けられるようになってきて、それなりの収入が見込めそうなら会社を辞めてもかまいません。

直接依頼を受けられるというのは、文章力が認められた証拠でもあります。3社以上と直接依頼をできるなら、もうWEBライターとしての実力が十分にありますので、独立してもなんとかなります。

反対にいつまで経っても直接依頼の話にならない場合には、ライターには向いていません。ライティングに固執せずに、別の働き方を探したほうが幸せになれると思いますので、自分に適した業界に移行してください。

自分の時間で情報発信を始める

直接依頼になれば1文字1円以上になりますので(そうでない直接依頼は受けない)、時間に余裕ができます。そこで自分の情報発信サイトを作ります。このときの方法についてはいずれ説明します。

自分の情報発信は必ず毎日1記事アップしてください。日記のようなものではなく、きちんとニーズのある情報発信を行いましょう。これが将来の稼ぎの柱になるという意識を持っていないと、投資した時間が無駄になるので気をつけてください。

徐々に自分の情報発信での稼ぎの割合を増やしていく

最初は直接依頼の割合を高めにしますが、徐々に自分の情報発信に時間をかけるようにしてください。割合は稼ぎの比率で決めてください。最初は直接依頼で20万円稼いでいたら、自分の情報発信で2万円稼げるようになったら、直接依頼を18万円分まで減らします。

そうすれば自分の時間が増えるので、情報発信を増やせます。1つのサイトを深く作るのもいいですし、情報発信の種類を増やすのもいいかと思います。わたしは後者で、現在自分のサイトだけで8つあります。その理由についてもいずれ話をします。

最終的に自分の情報発信8、直接依頼が2くらいになるのが理想です。自分の情報発信がうまくいけば、知らないうちにその道の専門家という立場になっています。そうすると直接依頼でも自分の名前を出して、自分の専門分野で記事を書けるようになります。

自分の名前を出していくのはライターにとっては宣伝になるので、名前を出して書ける場所はいくつか残しておきましょう。

同時進行で安定収入を確保する

これはめちゃくちゃ大事です。この半年で仕事が激減して、もっと早めに気づくべくだったと反省している点でもあります。もし、ライティングの仕事がゼロになっても、自分の力で稼ぐ方法を用意しておきましょう。それはアルバイトでもかまいません。

会社を簡単に辞めてほしくないのは、この安定収入を得るためです。安定収入はものすごく大切で、それがないと間違った方向の道しか選べなくなることもあります。わたしは先日のブログ記事でウーバーイーツを始めた話を書きましたが、これで精神的にかなり落ち着きました。

別にウーバーイーツを始めろという話ではなく、仕事がないときでも稼げる体制を整えろという話です。わたしはアルバイトのような決められた時間に働くことができない立ち位置なので、好きなときに好きなだけ働けるウーバーイーツを選んだだけです。

わたしの場合は自分の1ヶ月の収入を20万円に設定していますので、依頼のあったライティングと自分の情報発信で10万円稼げるなら、10日間ウーバーイーツで働きます。そうやって、最終的にはウーバーイーツの比率を減らします。

もっともわたしの場合には、マラソントレーニングになるというのもあるので、もしかしたら、1週間に2〜3回は続けることになりますが。

まとめ

いろいろと情報が飛んでしまったので、何の話だったかわからなくなってしまったかと思いますので、最後にちゃんとまとめておきます。

クラウドソーシングを使ってのライティングは、かなりの文章力と実績がないとそれだけでは食べていけない時代になっています。できるだけ早く1文字1円以上で直接依頼を受けられる状態を目指しましょう。

そして自分の情報発信を始めてください。これが将来の収入の柱になります。

仕事の割合としては、このようなイメージで推移していけるのが理想です。ただし、1st Stepや2nd Stepでいきなりクラウドソーシングや直接依頼の仕事がパタッと止まることがあります。それは高確率で起こることなので、アルバイトでもウーバーイーツでもいいので、生活できるだけの収入源は確保しておきましょう。

話すことが得意ならユーチューバーになるというのもありですが、おそらくそこまで手が回りません。YouTubeで稼ぐのは最低限の収入を自分で情報発信で稼げるようになってから、その収入を拡大させるための手段だと考えましょう。

2020年はクラウドソーシングでの仕事がますます低価格化が進みます。できるだけはやく3rd Stepにたどり着けるように必死でがんばってください。最終の船に乗り遅れたWEBライターに残された道はありません。

今は安定して稼げているかもしれませんが、それが続く保証はありません。それがフリーランスで働くということです。どこかに依存するのではなく、自分の力で羽ばたけるように、自分なりのロードマップを1度描いてみてください。

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