師走

師も走ると書いて師走。若い頃はその意味がよくわかりませんでしたが、この年齢にしてようやく理解しました。なぜかはわかりませんが、年末が年々忙しくなっています。今年、自由に使えるのはあと2日しかなく、その間に散髪をしたり、年賀状を書いたり。

24日からは伊豆高原で宿直の仕事になるので、もう2022年のスケジュールが完全に埋まってしまいました。師範でもない、在野の浪人が忙しくなるなんてありがたいことです。なぜ年末になると忙しくなるのかはわかりませんが、多くの人にとって1年は大きな節目のひとつなのでしょう。

新年になればすべてがリセットというわけではないのですが、そういう感覚は少なからず、日本人の多くが抱えているのではないでしょうか。神も仏も信じていない私だって、やはり1年の節目というのは小さくありません。とくにフリーランスになってからは、1年の成果は気になります。

年間の売り上げに関しては、2022はおそらく過去最高です。最高とは言っても、社会人1年目の年収よりも低いのですが、フリーランスにとっての満足度は収入の多少よりも、1年をどう過ごしたかによって変わります。そういう意味では充実した1年だった気がします。

伊豆高原の宿で宿直をして、旅ランにも何度も訪れる。その先に掲げていた台湾旅行も叶えました。2022年は願ったことが全て実現できた1年だったような気がします。もちろん100点満点というわけではありませんが、満足できる1年だったような。

もっとも、フリーランスになってから満足できていない1年なんて1度もなく、楽しく過ごせています。いつも仕事に追われていますが、忙しい状態が好きなのでそれを大変と思うことはなく。ただちょっと疲れやすい1年だったなと。

若い頃は多少の無理が効きました。ここ数年は無理しても休めば疲れが抜けていたのですが、今年は疲れを引きずったり、忘れた頃に疲れが出たりして、ちゃんと歳を重ねているのだなと実感するケースが増えてきました。

それでも、まだフルマラソンはサブ3.5は余裕を持ってできていますし、走り方そのものはまだまだ変化しています。進化しているとはいえませんが、成長はしています。成長と老化が同居している状態なのかもしれません。

なのでこれまで以上に自分の体と対話する1年でもありました。それも師走になって、ようやく上手くできるようになり、2023年に向けて準備が整いつつあります。来年は飛躍の年というか、馬車馬のように働く1年になります。

私が働きすぎるのはきっと引き継いた血のせいで、きっと来年はやりすぎてしまいます。そのとき、今年1年の疲労が抜けない状態への対応という経験が活きてくるはず。本当は仕事をセーブできるのが理想ですが、誰しもやらなくてはいけないときがあります。

私にとってのそれが2023年。「記憶がない」くらいに働いて、走って、勉強して。それができれば、きっと2024年以降はまた違うステージで、新しい景色が見えるはず。仕事の幅も広がりますし、生き方そのものも変わっていくかもしれません。

いずれにしても慌ただしい師走。明後日からは新年4日まで伊豆高原の宿でフル活動。あと2日でやり残しがないように走り回るとしましょう。あとはよく寝てよく食べること。それがいい仕事をするための基本ですから。

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