裸足で100マイル走るための考察【鍵を握るのは足裏じゃなく栄養補給】

これまで2回ほど裸足の100マイルチャレンジに失敗しています。体重をきちんと落とせたら、今年こそは100マイル到達をしたいところですが、いつもと同じようにスタートしたら、間違いなくいつもと同じように失敗します。裸足に関しては特別なテクニックを身につけたわけでもありませんので。

走力そのものもまず間違いなく低下しています。体が重たいというのもありますが、追い込んで走るということもしていないので、速くなっている理屈がありません。ランニングは運が影響しにくいスポーツで、積み重ねたもの以上に走れることはありません。そして私は積み重ねていないわけです。

昨年末には骨折をして、それが明けたら肉離れして、まともにトレーニングをできていないのに、そんな状況で100マイル走ろうというのがどうかしています。でも、過去2回の経験があります。まず大事なのがエネルギー補給。これまでの補給ではまったく足りていません。

1時間におにぎりやパンを1個を食べていましたが、そのレベルで補えるカロリー消費ではありません。そしてもうひとつ考えなくてはいけないのがリカバリー。走りながらリカバリーしないことには24時間も裸足で走り続けることなんて、私にはとてもできません。ただ、やり方が思いつきません。

ランナーに必要なのは三大栄養素とミネラル。他にも細かくいえば必要なものがいくらでもありますが、とりあえずこれらをしっかりと吸収できること。ただ、走るときにフルコースを食べるわけにはいかないので、全ての補給は諦める必要があります。そこが24時間マラソンの面白さですもおります。

前回は120kmくらいでガクッとペースが落ちたのですが、ガス欠っぽい感じで、まったく走れなくなってしまどした。ただただ悔しかったのですが、そこから学んだ「きちんと食べる」はきちんと実行しておこうかと。栄養素は諦めたとしても、少なくともカロリーだけでも。

ざっくり計算すると1kmを55kgの体重で走るなら、8,800kcalも摂取しなくてはいけません。ある程度は脂肪も使えますが、それでも通常の食事からは考えられないくらいのカロリー。これをおにぎりやパンでクリアするのは、ほぼ不可能です。ではどうすればいいのかですが、手っ取り早いのは砂糖。

でも砂糖をダイレクトに摂って、それをエネルギーに変えられるのかどうかは不明。糖を吸収するためには、スポーツドリンクも必要です。これはできるだけ走りながら摂取したいところです。休憩するたびに500ml飲むとかは、まったくもって現実的ではありません。給水はこまめにというのが基本中の基本です。

エネルギー補給だけでなく、走り方も新しい何かがあるといいのですが、最近取り組んでいる地面を押す感覚は24時間マラソンには不向き。10km程度で足がパンパンになりますし、24時間マラソンでの裸足ランニングは、すり足に近い走り方でないと、足裏がすぐに売り切れてしまいます。

すり足でないなら、優しく足を置いてくるだけ。それを24時間続けること。ただ、今さら何かを変えられるわけでもなく、足に関しては、痛みが出ないレベルに到達できるように、トレーニングを積み重ねるしかありません。あと1ヶ月ちょっとしかありませんので、ちょっと荒治療になりますが、アスファルトの上も走るかもしれません。

24時間マラソン裸足チャレンジを開催する大根公園は、路面がかなりきれいなので足裏の痛みに慣れるのには適していません。近くにちょっとした峠があり、その歩道は程よく荒れているので、肉離れから回復したら週に2回程度はそちらで走りたいところ。しっかりと足裏を作ることがしばらくの課題。

あれこれ考えてみましたが、まずは体重を落とさないことには話になりません。まずは55kg台に戻しておくこと。今から3kgも軽くなるなら、100マイル達成の可能性はわずかながらあります。すべては体重を落としてから。ただ同時並行で裸足を活かした走り方も追求していきます。付け焼き刃になりそうですが。

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