変化する中国:観光ビザの申請がたったの22分で完了した話

新型コロナウイルスの感染拡大前、観光で中国に行くのにビザは必要ありませんでした。そしてアフターコロナにおいて、日本以外の国はどんどんビザなしでの入国に対応しているのにもかかわらず、日本に対しては、いまだにビザ申請を要求しています。

その背景にあるのが「平等であるべき」という考え方で、日本人観光客が中国にビザなしで入れるなら、中国人観光客も日本にビザなしで入れるようにすべきというスタンスを中国政府が取っていることで、話し合いが平行線のまま1年が経過しています。

これに関してはどちらが悪いという話ではなく、国としての方針やスタンスに違いがあるので、きっとしばらくはこの状態が続くのだと私は考えています。もっと深堀りするなら中国と台湾、中国と米国が火花を散らしている最中であり、どちらも相手国の人間をできるだけ入れたくないという思いもあるような気がします。


そんな中国ビザですが、昨年の夏に申請をしたときには、有明にある中国ビザ申請サービスセンターに申請に行くための予約が必要で、その予約が1ヶ月先まで埋まっている状態でした。その予約制度は2023年11月に終了しており、今は予約せずに、当日申請に行くスタイルに変わっています。

そうなると当日の受付が混雑して、数時間待ちになることを覚悟していました。ただ、少しでも短い時間で終わらせたいのもあって、受付開始時間の9時よりも少し前に訪問。口コミによると8時45分から開始しているとのことなので、有明フロンティアビルの1階にあるベローチェでモーニングコーヒーを飲み、8時50分に12階に上がりました。

案の定、すでに書類チェックの受付が始まっていて数十人の行列ができていたのですが、9時になってスタッフが増えたのか急に行列の進むスビードが加速。前回はパスポートのコピーを忘れて再度並ばされるというミスをしましたが、今回は2回目ということもあって不備もなく書類チェックを通過。


ちなみにビザ申請は最初に書類に不足がないかをカウンターでチェックされ、そこで番号札をもらって窓口で対応してもらうという流れになります。ここまで10分程度しかかからず、そして数分の待ち時間で窓口へ。書類に簡単な修正を入れられて、そこに訂正の署名と書類の署名をしたら完了。ここまでなんと22分。

ビザ申請を終わったらガンダムベース東京に遊びに行こうと思っていたのに、オープンまで1時間半もあったので、そのまま帰宅。小田急線に乗ってから新宿駅で起きた火災の影響で少し足止めされましたが、11時台には自宅に戻っていました。

こんなに流れるように手続きができるというのは、以前の中国だとちょっと考えられないことです。随分とスマートな国になっているというのが今回のビザ申請での印象です。申請書類も半年前と比べて入力項目が減っていましたし、窓口対応も無駄がなくスピーディでした。


中国にはいつも驚かされるのですが、30年前からは考えられないくらい変化しています。非効率の象徴のような国というイメージだったのが、いまは最先端の効率化を実現しています。それに比べて日本は……なんてことは言いませんが、日本はいろいろとクオリティが落ちているのは事実です。

日本のクオリティが落ちているは人口減少と働き方改革によって、圧倒的にマンパワーが足りていないことが原因。そういう国だからこそ効率化と相性がいいはずなのですが、なぜか非効率な方向に向かっている(非効率を維持しようとしている人がいる)ように感じているのは私だけではないはずです。

日本と中国は同じ流れを持つ国でありながら、現代ではなぜか両極端な位置関係にあります。そこが面白くて私は中国に何度も行くわけですが、最近は中国で日本らしさのようなものを感じることが増えてきました。もしかしたら私が思っている以上に、2つの国の間で逆転現象が進んでいるのかもしれません。

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