混雑する空港とオーバーツーリズム:日本はどこに人を投資すべきか

万里の長城マラソンのために北京に向かいましたが、マイルを使って北京入りしたかったのもあって、今回は関西国際空港経由となりました。羽田空港を8時45分に出発でしたので、7:50に空港へ到着。ANAで予約したので何も考えず第2ターミナルへ。

自動チェックインをしようとしたら「第1ターミナルへ行ってください」のこと。最近睡眠時間を確保できていなかったので、何が起こってるのか理解できず、ただ時間がないのは明らかでしたので急いで第1ターミナルへ。連絡バスがすぐに出発で助かりました。

第1ターミナルに着いたものの、どこに行けばいいか分からず、JALのスタッフさんにどこですかと尋ねてみて、初めて自分が共同運航便に乗ることを知りました。もちろん悪いのは確認していない私ですが、こういうことが起きるのは疲れている証拠。


羽田空港でモーニングをなんて考えていたのに、もはやそれどころではなく。搭乗口に到着したのはボーディングタイムの5分前。旅に慣れてしまったことでミスもしなくなり、久々のドタバタでの出発になってしまいました。それも旅の楽しみですが。

問題はここからです。関西国際空港に到着したのが10時10分。次も共同運航便でしたが同じ轍は踏みません。ただ搭乗手続き開始が11時30分ということで、1時間近い待ち時間が発生。ここでたこ焼きとビールに手を出しそうになりましたが、プライオリティパスがあるのでがまん。

少し遅いモーニングとしてパニーニを。でもこれが完全に裏目に。そのお店は問題ありません。誤算はプライオリティパスを使ってラウンジで休む暇なんてなかったこと。まず、搭乗手続きと荷物預けまでに30分かかりました。そして手荷物検査に45分。


出国手続きが完了したときにはすでに13時を回っていました。フライトの搭乗開始時間は13時20分。狙っていたラウンジと搭乗ゲートは反対側。もう諦めるしかありません。というわけで、自販機でクリームパンを買って小腹を満たして搭乗。

こんなにも出国に手間取ったのは久しぶりです。空港が完全にキャパオーバーになっています。いや、空港のキャパにはまだ余裕があります。でも人手が足りていないのでしょう。手荷物検査のテーブルは半分しか稼働していません。

土日は全員出勤で、平日に休みを入れているのかもしれません。ここまでインバウンドが膨れ上がることを想定していなかったということも考えられます。おそらく今年の新卒でそれなりにスタッフを確保しているのでしょうけど、今はまだ研修中なのでしょう。


いずれにしても、コロナ禍明けから日に日に空港の混雑がひどくなっているように感じます。新幹線の駅も似たようなもので、いわゆるオーバーツーリズムというやつです。国が円安を放置しているのは、観光を推していきたいというのもひとつの理由で、そのために円安は必要。

なのでまだまだ外国人観光客を受け入れるつもりなのかもしれませんが、空港がすでに破綻寸前。2時間前に空港に到着しているのに、飛行機に間に合わなかったなんてことが頻繁に起きるようになるかもしれません。でも、ここで人材を観光や宿泊業、飲食業に割り振ると国は衰退します。

サービス業はとても重要ですが、何かを生み出すわけではありません。サービスという目に見えないものを提供する。その仕事がよくないと言っているのではなく、そこに比重を置くと国が傾くという話です。傾いたところで、私には関係ありませんが。

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