北京のいま:百聞は一見にしかず

刺激的な1週間でした。自分のコンディションがもう少しよければ、もっと色々と見て回れたのにと思いながらも収穫だらけ。北京旅人のサイトは半分近く記事を書き直しになりそうです。やはり現地にいないとわからないことだらけ。

たとえば地下鉄に乗れるアプリがいくつかあるのですが、Alipayを除いて北京では身分証明書がないと登録できません。そんなことはどのサイトにも書いてありませんでした。Alipayもアプリで地下鉄に乗るには現地の電話番号が必要になります。

もっともそういう情報を欲しがっている人が限られているという現実。サイトの情報を最新にしたところで、アクセス数はそれほど伸びないのでしょう。ただ、これは投資みたいなもので、いずれビザなし渡航ができるようになったときに資産になります。


インターネットで情報収集していると、いまだに北京のトイレが汚いという印象を持っている人がほとんど。でも少なくとも北京では汚いトイレなんてほぼ皆無です。公共トイレですらピカピカに磨かれています。空港のトイレに至っては、ほんの少しの汚れも見落とさず床掃除しています。

そういうところを知ってもらいたい、実際に見てもらいたいという思いもあるのですが、きっと世の中のほとんどの人は、知りたいとも思わないのでしょう。むしろ、日本よりも優れたところがあることを不都合に感じている人もいます。

別にそういう人に考えを改めてもらいたいとは思いませんが、いつまでも過去にしがみついていたのでは、間違った情報で物事を判断することになります。本来はそういう情報をメディアが発信すべきなのですが、日本のメディアにそんなことを期待するのは無理というもの。


だからこのブログや北京旅人、万里の長城マラソンのサイトで小さく発信をしていくだけなのですが、小さいサイトでできることは限られています。1億人に伝えたいわけではないので、正しい情報だけを手に入れたい人には届くようにしたいところです。

しかし、北京の変化にはただただ驚くばかり。これまでもダイナミックに変わってきましたが、今回はさまざまな場所を訪れたことで、変化をはっきりと感じることができました。もちろん、良いことばかりではありませんが。

ただ外国人でも電子マネーを使えるようになったのはかなり大きい変化。秋にも少しだけ体感しましたが、今回ほどどっぷり電子マネーを使っていませんでしたので、あまりに便利すぎて、北京での買い物スタイルが180度変わってしまいました。


もう初めてのお店でマゴマゴしなくてもいいんです。コンビニやスーパーでは、商品をレジに持って行って、スマホにQRコードを表示するだけでいいんです。チェーン店ならスマホで注文して、スマホで会計すればOK。来月の請求が不安でしかありませんが。

中国の電話番号を手に入れたので、これからはかなり動きやすくなります。機能制限で使いづらかったアプリも問題なく使えて、観光施設の予約もインターネットで簡単にできます。なので、早くも秋の万里の長城マラソンが楽しみでしかありません。

またビザを取りに行かなくてはいけないと思うと憂鬱でしかありませんが、そのあたりは改善されることを期待しましょう。私が何かを言ったところで変わることはないので。いま私がやるべきことは、10人の日本人参加者を集めることです。

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