ノーザンホースパークマラソン2024:現在地は物足りないけど

ノーザンホースパークマラソンを走ってきました。マラソンを始めたくらいから気になっていた大会だと思っていたんですが、第1回大会は震災の年だったようなので、その頃にはもう立派なランナーだった記憶。どこで記憶のボタンを掛け違えたのでしょう。

それはともかく、今回のエントリーは愛媛マラソンを集大成とするための第1歩であり、昨年にやらかした大幅な走力ダウンからどこまで回復しているのかを知るための、ひとつの指標となる大会になります。結論からいえば1時間35分37秒と決して誇れるようなものではありませんでした。

ただ、昨年のFビレッジハーフマラソンで、途中で止まってしまったことを考えれば、大幅にリカバリーできているようにも感じます。しかも先月は500kmを走っていて、10日前には万里の長城マラソンを走っています。コンデションは最悪で、良くて1時間45分くらいを想定していました。


今回は現状把握を目的としていたので、時計を見ないで走ることにしました。ディスプレイに表示された数字に走りを左右されたくなかっったというのが本音で、とにかく体の声を聞きながら走ることだけに集中します。ただ、久しぶりのレースでオーバーペースでのスタートになりました。

気持ちは抑え気味で入ったのですが、スタートからしばらくは下り坂で、なおかつかなり強い向かい風が吹いてきます。そうなると集団についていくことになるのですが、とにかく目の前の集団に付いていこうとしたのが失敗でした。

あとからログを見たらキロ4分15〜19秒のペース。今の体重でそこまでスピードを上げるのは無理なので、感覚は正しかったのでしょう。このまま付いていったら潰れると思って、曲がって風向きが変わった4km地点で集団から離脱しました。

ここから無理のないペースに落としたのですが、ログを確認すると4分23秒くらいで走れています。たったキロ5秒落としただけで、苦しさもなく気持ちよく走れるのですから、マラソンというのは不思議なスポーツです。そして4kmでペースを落としたのはいい判断でした。


正直なところ、もっと失速するかなと思っていました。ただ、前方にいるランナーが徐々に落ちてくるので、意外と走れているかもという感覚はありました。なんとか順調に距離を積み重ねていたときに、それは起きました。14km地点のエイドにトウモロコシ。

最初はそれをスルーしたのですが、後悔しそうな気がして……少し戻っていただくことに。結果としては冷凍のトウモロコシだったのか、それほど美味しかったわけではなく、1分近いロスにもなりました。ただ、何が起こるかわからないのがマラソン。

そこからしばらく走って、また強い向かい風になったところで、2人の大柄なランナーに抜かされました。そこで本能が「付いていけ」と叫ぶのです。申し訳ないなと思いながらも、風よけになってもらい、ペースを上げながらもくらいついていきます。

しかも2人はそれぞれが先頭を変わりながら走るんです。そこで力になれないことが残念でしたが、自分の走りに集中します。そうすると、ときどき足が驚くほど軽くなってペースが上がる瞬間が増えていきました。何が起きているのかは今後の考察になるのですが、数秒間だけいい走りができていたのは間違いありません。

そんな状態をなんとか再現しようとしつつ、前に付いていくことも忘れず、なんとかゴールした結果が1時間35分37秒。順位は44位でしたので、参加者が1,000人いたなら上位5%以内になります。自分のコンディションを考えると上々のできであり、大きな失速をしなかったことで満足です。

1時間30分を切れない現状には満足していませんが、それなりに走れる自分に戻っていることには安堵しています。やっぱり走行距離は大切で、距離を走らないことには話しにならないということを実感。そしてやってきやことが正しかったんだと確信しています。というわけで、疲労もそこまでないので、また今日から積み重ねていくとします。

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