24時間裸足チャレンジ2024:できたこととできなかったこと

無事に2年ぶりの24時間裸足チャレンジを終えてきました。結果は117.55kmと平凡な距離でしたが、100km以上走るのは2年前の夏以来ということで、長い距離を走っていなかったのもあり当然の結果。しかも走り込みの時期にしているので、疲労も溜まっていましたので。

ですので、記録を出すということができませんでしたが、それ以外の部分ではそれなりに満足しています。まず24時間の途中で帰らなかったというのは大きく、もしかしたら今回は途中でやめてしまうのではないかと考えていたところがあります。

24時間裸足チャレンジは基本的には憂鬱な気持ちになります。自分でやると決めたことなのに、走り終えるまでずっと憂鬱です。だから、いつ放り出してもおかしくないのですが、結局のところ積み重ねていくだけなので、淡々と積み重ねてたら24時間経過していました。


以前と変えたところがひとつだけあります。それが着地方法で、以前はミッドフットでペタペタ着地していたのですが、最近取り入れているのが足の外側の土手になっている部分で着地するという方法。そうすることで、体重をしっかりと乗せることができます。

たぶんトレーナーのほとんどが、その部分での着地の重要性を唱えていません。その証拠に、足の土手の部分には名称がありません。内側の凹んだところは「土踏まず」。足裏の前方は「前足部」、そしてかかと部など、従来の着地する場所にはちゃんと名前があります。

名前がないというのは、そこが重要だと思われていないためです。だから世の中には逆行していると思うのですが、でも自分の経験上、ここが最も大事な場所だと思っています。ただ、取り組みはじめて数ヶ月ですので、まだ筋肉ができていません。なので、今回も1番最初に潰れました。


ただ、潰れたあともその部分での着地にこだわりました。もう反発する力がないのでスピードを出すことはできませんが、そこから着地するフォームを体に染み込ませることがひとつの目標でしたので、それは成功したような気がします。

あとはとにかく淡々と走ること。走れる距離は長いほうが嬉しくはありますが、どれくらい走れるかは練習量と自分のポテンシャルで決まります。当日になってあがいたところで、結果には数%程度しか影響しません。スタートラインに立ったら、あとは「走る」しかできません。

もちろん試行錯誤はしていました。そこに発見があるかもしれませんので。実際にいろいろな発見がありましたが、それについてはいずれ機会があれば。今回は足裏の土手部分で着地するという走り方を、体に覚えさせることが最優先でしたので。


決して楽しいわけではない24時間裸足チャレンジですが、これは私にとっての実験の場であり、私が私でいるために必要な1日だと思っています。どんな結果になっても、自分を測ることができます。それは裸足力であり、メンタルであり、ランナーとして必要なさまざまな要素を確認できます。

今回は24時間走り続けることができるメンタルを確認できました。1年前にどうにもならいくらいどん底に落ちたので、正直もう戻ってこれないかと思っていました。でも、ちゃんと戻ってきました。あとは一つひとつの純度を上げていくだけ。

足裏は早い段階で限界を迎えましたが、フォームが大きく崩れないまま最後まで走れたのも収穫。ずっと憂鬱でしたが、やってよかったなと。来年もまた憂鬱になりながら、走るんだと思います。少なくとも私がランナーであり続けるかぎり。

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