GPSランニングウォッチはPolarのVantage Mを使っています。測定前に再起動しなくてはいけない不具合は直り、あとは睡眠測定が50%くらいの割合で失敗するのを除けば不満はありません(なかなかの不満なのですが)。でも最新のテクノロジーというものには惹かれます。元エンジニアですので。
HUAWEIから発売されたばかりの活動量計「HUAWEI Band 4e」これが、かなり気になっています。何かとネガティブな話題のあるHUAWEIですが、もう中国はパクリ技術じゃなくて、自分たちの新しい発想でモノを作っているのだなとわかるアイテムです。
なんと「HUAWEI Band 4e」は活動量計でありながら、フットポッドにもなってランニングやサイクリング、バスケットの測定ができます。そのときには腕時計にHUAWEI WATCH GT 2シリーズを使う必要がありますが、スマートウォッチやGPSのランニングウォッチってでかくでじゃまじゃないですか。
ランニング中はいいんですけど、走り終えたら外したい。でも自分の活動量は計測したい。だから普段は「HUAWEI Band 4e」を使って、ランニング中はHUAWEI WATCH GT 2シリーズを使う。そしてランニング中に腕から外す「HUAWEI Band 4e」は足に装着。
普通に天才だと思います(普通に天才ってなんだ?)。こういう発想は勢いのある時代の日本でもたぶん無理でした。日本は1つにたくさんの機能を盛り込むのは得意なのですが、複数のものを組み合わせて使うというのは、あまり得意としていません。国民性の違いなのか文化の違いなのかはわかりません。
いま問題になっている多様性も影響するような気がします。中国は「1つの中国」と言っていますが、それを言わなくてはいけないということは、現実には多様性があるわけです。あれだけ大きな国土があるので当然です。そんな国では個を活かしながら全体を向上させる文化が育つ(と思っている)。
日本は1人でなんでもできることが望まれます。もちろん専門性というものもありますが、結局はジェネラリストになることを求められます。会社で「自分が社長だったらどうするか考えて行動しろ」みたいな考え方がありますが、どんな立場でも総合力が求められます。エンジニアだって営業ができなくてはいけない。だから1つのアイテムにすべてを盛り込む(という仮定)。
どちらがいいという話ではなく、「HUAWEI Band 4e」みたいなアイテムは日本では生まれにくく、中国だからできたんだろうなという話です。製品の質については使ってもないうちに語るつもりはありません。でも、HUAWEIの技術力を低いと考えているなら、ずっと日本に引きこもっていたほうがいいです。
「HUAWEI Band 4e」を使いこなすにはHUAWEI WATCH GT 2シリーズが必要ですが、HUAWEI WATCH GT 2も廉価版のHUAWEI WATCH GT 2eも約2万円です。HUAWEI WATCH GT 2 Proは3万円とリーズナブル。さらにヨドバシカメラなどの店舗で買えば「HUAWEI Band 4e」が付いてきます。
2万円で最新テクノロジーを体感できるなら、決して悪くありません。しかもランニングの測定もできてしまいます。たぶん1週間で飽きるとは思いますが、シューズごとの特性などもチェックできたり、裸足で測定したりして楽しめるのは間違いありません。
しかもHUAWEI WATCH GT 2シリーズは血中酸素レベル測定機能に対応したばかり。おもちゃとしてはなかなか魅力的です。こういうのをサクッと人柱になれないのが良くないところとわかってはいるのですが。いかんせん、Polar Vantage Mを買ってから1年も経過していないわけでして。
そして私はやはり日本人で1つにまとめたい意識が強かったりします。HUAWEIの体組成計でデータ管理できたらいいのになと思ったり。でもHUAWEIの体組成計は日本モデルはないんです。もう少し悩むとしましょう。年末に散財しすぎたので、とりあえず確定申告が済んでからということで。
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